南塔(ナントゥー)の創作ルーム

4月下旬頃に小説家になろうからアルファポリスに移行。

MENU

シンフォニーメモリアル8章

『ランサー オブ サクリファイス』


主要登場人物

ロクロ(主人公) 男 サキュラス団のメンバー。 元気と運の良さがある。自称ガイウンの右腕。年齢は17歳。

ライラ(ヒロイン) 女 サキュラス団のメンバー。ロクロとは仲が良い…はず。髪色は茶色でミディアムヘア。性格は多少気が強い乙女。 あと金目のモノに目がない。年齢は17歳。

ターク 男 サキュラス団のメンバー。風来坊のような男。真面目な性格で口数も少なく時々、気配が消えている?時もあるが、どんな状況でも冷静な判断、考えを出すことが出来る。年齢は19歳。

ガンダラヤック 男 サキュラス団のメンバー。語尾にケルを付けて喋る団のムードメーカー的存在。尚、性格はお察し。年齢は16歳。

ナーシャル 女 サマライズ大陸のハーヴァキャニオンで自然保護管理員として働く女性。 ロクロ達の新たな仲間として加入。性格はおっとりしており、癒し系の美女。髪は金色でお団子ヘア。 年齢は20歳。

ガイウン 男 サキュラス団のリーダー。普段はメンバーと一緒にふざけたりしているが戦いやメンバーの誰かが困った時には頼りになる存在。年齢は非公開らしい。そして無類の女たらし。

ムゾア・ライマナス 男 ユニバースヴェライアント大陸では有名なライマナス一家の一人息子。年齢は12歳。

爺や 男 ムゾアに仕える執事。

謎の男性(2部に登場した人物) ランサー オブ サクリファイスのメンバー どんな人物であるのかは不明

謎の女性(2部に登場した人物) ランサー オブ サクリファイスのメンバー どんな人物であるのかは不明

ダークネス 男 ランサー オブ サクリファイスのメンバー ボストン型サングラスをかけ、全身黒服コーデの強面の男性。真面目な性格。年齢は不明

ネフティス 女 ランサー オブ サクリファイスのメンバー 若干、肌を露出させるオシャレな服装をしている女性 無邪気な性格 年齢は不明


-本文-

水の都 アクアメロディーガーデンからユニバースヴェライアント大陸にある港町アビラエナジーまで貸し切りの豪華客船で移動することとなり、ロクロ達は船内でムゾアと話しながら過ごしていた

~豪華客船内~

ガンダラヤック「ムゾアくん、私はキミに感謝しているよ。」

ムゾア「いやいや、そんな…。」

ロクロ「だからヤック。お前は一体、誰なんだよ。そしてそのサングラスはどこから持ってきた!?」

ガイウン「誰から借りたサングラスみたいだぜ。それでさっきからあの調子だ。」

ガンダラヤック「おやおや、これはこれは。誰かと思っていたらリーダーではございませんか。」

ガイウン「いつも通りの口調で喋れよ、ヤック。」

ガンダラヤック「ハッハッハ!君たちが今こうして話している私もガンダラヤックなのだよ。」

ガイウン「んじゃ、そのサングラスを外したらどうなるんだろうな。」
カチャ(ヤックがかけているサングラスを取り上げる)

ガンダラヤック「やめろぉぉ!あ゛あ゛ぁぁぁ!目が…目がぁぁぁ!…特になにも起こらなぁい!」

ロクロ「それならわざわざ言う必要ねえじゃん。」

ガンダラヤック「坊やには解らんだろう…サングラスをとると小物感が隠しきれない苦しみがね!」

ターク「ヤックの場合、サングラスをかけていても小物感を隠しきれていない気がするが…。」

ガンダラヤック「な、な、な、なにぃッ!?タークのツッコミ力は化け物かッ⁉」

ガイウン「それが分かったなら、さっさと持ち主に返してこい。」

ガンダラヤック「へいへい、分かったケルよ…ちぇっ!」
そう言ってヤックは少し離れた所にいる黒い服を着た強面の男性にサングラスを返しにいった

ガンダラヤック「はい。サングラス貸してくれてありがとうケルよ。」

??「気にするな。」
カチャ(??がサングラスをかけ直す)

ムゾア「誰だ!?この客船は僕たち以外の客は乗っていないはずだ!」

ガンダラヤック「…へ?この人、ムゾアを補佐ほさする人じゃないケルか!?」

ムゾア「たしかに爺や以外にも補佐する人はいるけど、僕はこんな人は知らない!」

??「その通りだ。俺はそこにいる少年の関係者ではないからな。」

ロクロ「いつからこの船の中に侵入してた!?」

??「お前たちが港へやって来る少し前に船員にまぎれて、この船に侵入しただけさ。」

ガイウン「ということは、俺たちに用があるみたいだな。」

??「まあ、そんなもんだ。今日は軽く挨拶しに来ただけだ。」

ガンダラヤック「自己紹介する際にマイクは必要ケルか?」

??「いや、必要ない。俺はランサー オブ サクリファイスに所属する者。コードネームは『ダークネス』」

ターク「ダークネス…。」

ダークネス「お前たちが各地を旅して精霊エレメントを眠りから目覚めさせているのは知ってる。」

ロクロ「お前は精霊に関して何か知ってることがあるのか!?」

ダークネス「知っているようでだ知らない部分もある、という感じだ。」

ガイウン「その精霊の力を俺たちから奪いに来たってことか?」

ダークネス「さっきも言ったが、今回は挨拶をしに来ただけだ。それにまだ眠りから目覚めていない精霊もいるみたいだしな。」

心の中の声ロクロ (このダークネスっていう奴、俺たちが精霊をまだ目覚めさせていないことも知ってる…!)

ターク「ダークネスって言ったか。お前は魔物をひきいてるマデューラの仲間か?」

ダークネス「かつて魔王マデューラと呼ばれていた者は200年前の人物だ。俺はそんな過去の亡霊ぼうれいに興味はない。」

ロクロ「じゃあ、俺たちに何を言いに来たんだ!?」

ダークネス「俺たちの目的を伝えに来たのさ。真実をじ曲げ平和ボケしたこの世を壊し、新たな世界に作り変える!」

ロクロ「なっ…!」

ガンダラヤック「まるで悪役が言うような台詞せりふケルね。」

ダークネス「悪役か…何も知らないお前たちはそう思うだろうな。」

ガイウン「そんなことして何か変わると思っているのか?」

ダークネス「やらねば判らんこともある…何より腐敗した各大陸の有識者ゆうしきしゃどもに知らしめる必要がある!」

ムゾア「争いではなく、話し合いという選択肢は無いの!?」

ダークネス「そんなものはとっくの昔に過ぎた道だ。」
そこへ騒ぎが起きていることを聞きつけた爺やとライラ、ナーシャル3人がやってきた

爺や「ムゾア様!お怪我などはございませんでしょうか!?」

ムゾア「僕は大丈夫だ、爺や。他のみんなも怪我などはしてない。」

爺や「全員、ご無事でなによりです。」

ライラ「爺やさんに船内を案内してもらっていて、他の船員さんがこのことを伝えに来たけど何かあったの!?」

ナーシャル「ライラさん、あのサングラスをかけている人が船員さんが言ってた人みたいです。」

ダークネス「これで全員そろったということか。自己紹介を改めてする必要も無いだろう…それにそろそろ退散する時間ときだ。」

ライラ「騒ぎを起こしておいて、タダで帰れると思わない方がいいわよ。」
ダークネスに対して銃を突きつける

ダークネス「ここで戦闘しても今のお前たちの力では俺を倒すことはおろか、傷一つ付けることすら出来ない。」
そう言った瞬間、外から何かの鳴き声が聞こえてくる

ギャオォォォォン!!

ダークネス「迎えがきたか…また会う日は必ずくる。その時に俺が話してた言葉の意味を少しは判っているだろう!」

そう言ってダークネスと名乗る者は室内から外へ出て甲板へと移動し、黒い龍に乗ってその場から離れていった

ナーシャル「すごく自信に満ちあふれた方でしたね…私たち全員を相手にしても傷一つつけないと言っていましたし。」

ライラ「私が銃口を向けた時も物怖ものおじせずに立っていたわ。」

ターク「ヤツは精霊の力を上回る力を持っているかもしれないな。」

ガイウン「ああ…多分な。」

ムゾア「ヤックがサングラスを返しに行くまで誰も気配を感じることもできなかった。」

ガンダラヤック「オイラ、もしかしてまた伝説を作ってしまったケルか…?」

ターク「ああ。得体えたいの知れない見ず知らずの人からサングラスを借りたという伝説を、な。」

ロクロ「ランサー オブ サクリファイスのダークネス…。」

突如とつじょ現れたランサー オブ サクリファイスに所属するダークネスと名乗る者。
彼らの目的『平和ボケした世界を壊し、新たに作り変える』とは一体…

その日の夜
~客船内の部屋(寝室)~

ガイウン「厄介やっかいなことが一つ増えたな。」

ターク「ランサー オブ サクリファイス。あのダークネスと名乗っていた奴の口ぶり的に、仲間がいる可能性が高いだろうな。」

ライラ「その仲間たちも私達より強いとなれば、お手上げ状態になるわね。」

ナーシャル「そうですね…とはいえ、今まで私たちに接触せっしょくしようとすればいつでも出来たはずですよね。」

ロクロ「ああ。俺達が精霊の力を呼び覚ましている時とかじゃなく、戦闘をするには適さない所にわざわざ挨拶をしにやってきた。」

ガンダラヤック「そしてそのダークネスはオイラ達に自分たちの目的を伝えたら、黒い龍に乗ってその場を立ち去ったケル。」

ロクロ「精霊やマデューラに関する情報も知っているみたいだし、只者ただものではない集団っていうことは確かだ。」

コンコンコン(ドアノックの音)

ムゾア「ムゾアだよ。今、部屋に入っても大丈夫?」

ライラ「大丈夫よー。」

カチャ(扉を開ける)

ムゾア「僕と爺やでランサー オブ サクリファイスに関することを調べてみたけど、同じタイトル名前の書籍ぐらいしかヒットしなかったよ。」

ガイウン「同じ名前のついた書籍があったのか?」

ムゾア「うん。爺やはその書籍を昔、読んだことがあるみたいだけどその内容は、腐敗し切った世の中に突如現れた救世主きゅうせいしゅと呼ばれる人が仲間とともに平等な社会に作り変えるノンフィクション作品だったみたいだよ。」

ターク「ダークネスという奴も確か腐敗というワードを使用していたな。」

ナーシャル「その書籍を読むと何かヒントが見つかるかもしれませんね。」

ガンダラヤック「その本は今、出版してないケルか?」

ムゾア「100年以上前の本みたいだから今はもう現存していないかもしれないね。」

ロクロ「そっか…わざわざ調べてくれてありがとな。」

ムゾア「僕も少し気になったから調べただけだよ。」

ガイウン「ムゾア、アビラエナジーにはいつ頃、着く予定なんだ?」

ムゾア「予定通りだと、明日の夕方頃に着くんじゃないかな。」

ガンダラヤック「となると、宿屋を探す必要がありそうケルね。」

ムゾア「心配しないで大丈夫だよ、ヤック。みんなの泊まる場所は僕が何とかするから。」

ガンダラヤック「それは助かるケル。」

ナーシャル「皆さん。カモミールティーをれてきたので、もし良ければ寝る前に召し上がってくださいませ ♪」

ガイウン「ふぁ〜いは〜い!ナーシャルさんが作った物なら何でもいただきむわぁ〜す!」

ライラ「ナーシャルさん、ありがとうございます。とてもいい香りがしますね。」

ナーシャル「カモミールは心身をリラックスさせる効果があるので、船旅の疲れを少しでも癒すことが出来るかと思いまして。」

ガンダラヤック「いやあ、今日はヒヤヒヤした1日だったケルね〜。」

ガイウン「ヤック、お前に限っては誰よりも平常心を保っていた感じだったじゃねえか。」

ガンダラヤック「…って思うケルよねー?実はあの時、ちびりそうになるぐらい怖かったケルよぉ〜!」←目をウルウルさせながら話す

ロクロ「そう言いつつ、ダークネスにマイクを使うかいなか確認してたじゃねえか…。」

ガンダラヤック「あれは普段から仲間であるみんなに対し、気配りをおこたらずにしていた成果が発揮された感じケル。」

ターク「気配り…?」

ライラ「今までそんな事してたかしら?」

ガンダラヤック「あっ、ライラ酷い!直近の出来事だとバラ風呂の準備と片付けをしたじゃないケルかー。」

ライラ「それは昨日のことだから覚えているわ。…で、他には?」

ガンダラヤック「え、いや…あ、あとぅは…そうケルねぇ…オイラのかばんの中からメモ帳をとってくるから少しの間だけ待っててほしいケル!」
そう言ってヤックは自分が寝るベッドの近くに置いてある鞄の中から取り出したメモ帳を手に持ち、元いた場所に戻ってきた

ガンダラヤック「これが今までオイラがしてきた功績リストケルよ。」
ライラにメモ帳を見せる

ライラ「えーと、なになに…ロクロはどこにもいそうな平凡な奴、ライラは守銭奴しゅせんど鬼女おにおんな、タークは相変わらず存在感が薄い、リーダーは女たらしのファイティング ケツ丸出し野郎、ナーシャルさんに至っては以前に書いてあった文章を訂正して、マジ女神!二度と逆らうような真似は致しませんッ!…ねぇ。」

ガンダラヤック「ん?さっきから何を言っているケルか。」

ライラ「私はこのメモ帳に記されてある文章を読み上げているだけよ。」

ガンダラヤック「………はわわぁぁぁッ!?そ、それは…!!」

ライラ「誰が守銭奴な鬼女ですって!?」

ガンダラヤック「ユーライラ。」

ライラ「ムゾア、このヤックを船の舳先へさきに縛り付けたいんだけど!」

ムゾア「まぁまぁ、落ち着いてライラ。」

ガンダラヤック「カモミールティーでも飲んで落ち着くケルよ。」

ターク「ヤック、それはお前以外の人が言う台詞だ。」

ロクロ「カモミールティーを飲み終わったら俺はもう寝るとするか。」

ガイウン「ロクロ。明日、朝食を食べた後ぐらに俺が稽古けいこをつけてやる。」

ロクロ「ガイウン、本当か!?よっしゃあ!」

ナーシャル「ロクロ君、良かったですね。」

ロクロ「ああ!明日、寝坊しないようにしないとな!」

ターク「俺も新たな技を考えるとするか。」

ライラ「私もナーシャルさんと一緒に連携コンビネーション技みたいなものを考えてみようかしら。」

ガンダラヤック「オイラはムゾアと爺やさんの3人でババ抜きでもするケルかね。」

ガイウン「ヤック、お前も修行か何かしろ!!」

ガンダラヤック「 ( ˘ω˘ )..zzzZZ 」

ムゾア「ヤック、寝るの早すぎっ!」
こうしていつもより少し長く感じた1日が終わる
そして翌日の朝、朝食を済ませたロクロは甲板でガイウンから稽古をつけてもらっていた

ガイウン「これから先、魔物やダークネスみたいな奴らと対峙たいじすることとなると、お前はまだまだ強くならないといけねえ。」

ロクロ「そうだな。俺自身、そう思っている。」
ウェポンソーサラーを使用し、ガイウンはロクロに自分の武器を見せる

ガイウン「俺の武器はこの烈破覇王剣大剣だ。それでお前の方は打刀。一撃のダメージを与えられるのは俺の方が上だが、素早い相手やタイミングを見極みきわめられる相手だと攻撃が避けられやすい面もある。」

ロクロ「ガイウンの武器と比べて俺の武器は小回りが利くっていうことか?」

ガイウン「そうだ。居合いあい術は未だお前には早いから、今日は突き技を教える。」

ロクロ「突き?」

ガイウン「いいか、よく見てろよ?俺はお前みたいな精霊エレメントの力を持っていないから風を発生させたりすることはできないが、一点に絞って衝撃波しょうげきはを発生させることぐらいはできる。」

するとガイウンは一呼吸ひとこきゅう置いた後、かすみの構えをとる

ガイウン「はあああぁ!覇王はおうッ!迅風衝波じんぷうしょうは!!」

ブオォォォォォン!

ロクロ「す、すげえ…!」

ガイウン「船の一部をぶっ壊すのは流石にマズいから力を抑えたが、この技はさっきみたいに立ち止まっている状態でも、敵に突っ込みながらのどちらでも出来る。お前の場合、片手で扱い易い刀だから、一撃のダメージは少なくなる、連続突きの衝撃波を繰り出せるんじゃねえかな。」

ロクロ「迅風衝波か…その技を会得してみせるぜ、ガイウン!」

ガイウン「おう!俺がアドバイスしながら教えてやるから頑張れよ!」
するとそこへライラとナーシャルの2人がやってきた

ナーシャル「ガイウンさん、傍から見ているとロクロ君の師匠って感じでカッコよく見えましたよ。」

ガイウン「あ、やっぱりそう見えますぅ!?いやぁ〜、ナーシャルさんにそうやって褒められると大剣の素振り77回したくなっちゃうな〜♫ アハッ、アハハハ!」

ライラ「ナーシャルさんにデレデレなリーダーはさておき…ロクロ。私もナーシャルとの連携技が完成したわよ。」

ロクロ「へぇ、ナーシャルとライラの連携技か。披露する機会があれば見てみたいぜ。」

ライラ「そういえば、タークは部屋にこもって槍を手に持って見つめながら何か考えていたわ。馬鹿ヤックはムゾアと爺やさんがいる部屋に行ったと思うけど。」

ロクロ「まあ各自、アビラエナジーに着くまで自分のやりたいことをしてたらいいじゃねえかな。新しい大陸に着いたら遊んだりする時間がないかもしれないしな。」

ライラ「それもそうね。私とナーシャルさんは船内にある売店で買い物してくるわ。」

ナーシャル「ロクロ君、ガイウンさん、頑張って下さいね。」

ガイウン「はい!!」
ライラとナーシャルはガイウンとロクロがいる甲板から去っていった

ロクロ「さてと、俺はガイウンにさっき教えてもらった技の練習だ!」 その頃、ヤックはというと…

ガンダラヤック「ふははは!さあ、ムゾアよ!この2枚のうちどちらかがジョーカーだ!!好きな方を選ぶケルよ!」

ムゾア「ん〜、ヤックの性格的にジョーカーは左側じゃなくて右側のような気がする…。」

ガンダラヤック「おやおや、この私と心理戦をするつもりですかな?」

ムゾア「あっ、やっぱりこっちだ!!」
ムゾアから見てジョーカーではない左側のカードを引き抜く

ガンダラヤック「ぎょえぇぇぇ!これで4連続最下位ケルよぉ!」

ムゾア「ヤックは分かり易すぎるよ。いきなり口が達者になるんだもん。」

ガンダラヤック「ぐぬぬぬ…無念ッ!」

爺や「ムゾア様、あと1時間程でアビラエナジーに到着致します。」

ムゾア「わかった。それじゃあ、ヤックと2人でみんなに教えてくるよ!」

爺や「かしこまりました。お気をつけていってらっしゃいませ。」
そう言ってムゾアとヤックは部屋を出て、そのことをみんなに伝えに行った

~甲板~
ガイウン「まだ上手く使いこなせていないな、ロクロ。」

ロクロ「チクショー…少しずつコツは掴んできているはずなんだけどな。」
そこへムゾアとヤックがやってくる

ムゾア「ガイウン、ロクロ、もうすぐアビラエナジーに到着するみたいだよ!」

ガイウン「そうか。んじゃ、部屋に戻って船を降りる支度するか。」

ロクロ「ああ、そうしよう。ライラとナーシャルは買い物に行ったみたいだけど、部屋に戻ってきてるかな?」

ムゾア「多分、船員さんから話を聞いて部屋に戻っている思うよ。」

ガンダラヤック「さあ、一緒に部屋へ戻るケルよ。」
そうしてムゾアとヤックはガイウン、ロクロとともに部屋へと戻っていった

ターク「戻ってきたか。」

ガイウン「ああ。もうすぐアビラエナジーに着くみたいだぞ。」

ターク「そうか。船旅も今日で終わりか。」

ライラ「買い物をしていると、欲しいものがありすぎてルージュルーンが幾らあっても足りない感じだったわ。」

ナーシャル「そうでしたね。質の高いものばかりでした。」

ガンダラヤック「ムゾア、アビラエナジーってどんな感じの町ケルか?」

ムゾア「水の都ほど栄えてはいないけど、よくある港町って感じかな。」

ロクロ「なるほどな。何か名産品みたいなものはあったりするのか?」

ムゾア「確か、ワインが有名だったんじゃないかな。僕はワインを飲める歳ではないから飲んだことないけど。」

ガイウン「となると、お酒が飲める飲食店が沢山あるかもしれないな。」

ターク「まあでも俺たちは飲食店より先にコンビニを見つけてしまうだろうな。」

ガンダラヤック「今までそうだったケルからね。」

コンコンコン(ドアノックの音)

ムゾア「どうぞ。」

爺や「皆様、アビラエナジーにご到着いたしました。お忘れ物がないようにご注意くださいませ。」

ガイウン「そんじゃ、船から降りるとするか。」
ロクロ達は船から降り、新たな大陸に足を踏み入れた

そこアビラエナジーは人でにぎわっており、酔っ払いであろう人達もちらほら見かける程であった

ロクロ「港町なのにこれだけの人がいるんだな。」

ムゾア「レジェンバインドがユニバースヴェライアント大陸 西海岸最大の貿易(機械)都市で、ここアビラエナジーは世界中の料理人たちがお店を出しにくる所なんだ。」

ライラ「美食の町みたいなものかしらね。」

ムゾア「そうだね。水の都みたいに観光地が沢山ある訳じゃないけど、わざわざ東海岸の方から美味しい料理を食べに来るみたいだよ。」

ターク「俺たちが住んでいた街にありそうな建造物もあったりして懐かしい感じがするな。」

ガンダラヤック「でも今まで見た事もない造りの建物もあるケルよ。」

ムゾア「ここは僕たちの知らない場所から色々な人たちがやってきて、今現在でもこうして様々な文化が交じり合っているんだ。」

ナーシャル「それはそれでまた素敵ですよね。」

ムゾア「はい。それでは町の説明も済みましたので、今日宿泊するホテルへ向かいましょうか。」
ロクロ達はムゾアについていき、船を降りて徒歩10分ぐらいの距離にあるホテルへと入っていった

~ホテルのフロント~
受付の人「アビラエナジーホテルへお越しくださいまして、誠にありがとうございます。ムゾア様。」

ムゾア「ちゃんと、このホテルの予約をとれているみたいだね。」

受付の人「はい、ムゾア様。ご予約を承っております。8名様での1泊予定ですね。」

ムゾア「はい。」
簡単な手続きを済ませる

受付「こちらが部屋の鍵となります。どうぞ、ごゆっくりお過ごし下さいませ。」

ムゾア「ありがとう。」

ガンダラヤック「とても12歳の少年とは思えないケルよ。」

ナーシャル「そうですね。」

ターク「ムゾアの家に訪ねる機会があれば、手土産を持っていった方が良さそうか。」

ガイウン「そんな堅苦しいことしないで、普通に訪ねたらいいんだよ。」 ください 受付でチェックインを済ましたムゾアが戻ってきて

ムゾア「ガイウンの言う通り、僕の家へ来るときは友達の家に遊びに行く感覚できてくれたほうが僕の方も楽だよ。」

ロクロ「そういえば、明日でムゾアと爺やさんとはお別れになるのか…寂しくなるな。」

ムゾア「僕もロクロと同じ気持ちだけど、これからずっと会えなくなる訳じゃないんだから、精霊エレメント探しの旅が終わって落ち着いたらリディンボルテックにおいでよ!」

ライラ「ええ!その時はまた、街案内をお願いするわね。」

ムゾア「勿論だよ!」

ガイウン「んじゃ!俺はナーシャルさんと…。」

ライラ「ナーシャルさんは私と一緒の部屋だから!」

ターク「作戦失敗したな、リーダー。」

ガンダラヤック「ギャハハハッ!ざまぁねえぜ!」

ガイウン「(俺を)笑ってんじゃねえ!」

こうして一行ロクロ達は無事に新たな大陸へ到達し、アビラエナジーにあるホテルで宿泊したのであった

~??(とある場所にあるランサー オブ サクリファイスのアジト)~
??(男性)「戻ってきたか、ダークネス。」

ダークネス「ああ。奴らに軽く挨拶をしてきた。」

??(女性)「手合わせはしてみたの?」

ダークネス「いや、客船内だったから俺たちの目的を奴らに話しただけだ。」

??(男性)「今はそれぐらいでいい…いずれ、あの時がやってくるのだからな。」

??(女性)「…ネフティスはいないのかしら?」

ネフティス「ちゃんとここにいるわよ!」

??(女性)「ごめんなさいね、悪気はなかったの。貴女あなたにはダークネスに代わってあの子達の監視をしてほしいの。」

ネフティス「えー、私が!?」

??(男性)「ダークネスには別の任務を任せてある。」

??(女性)「そういうなの。よろしく頼むわね、ネフティス。」

ネフティス「まあいいわ。魔物と戦っている最中に邪魔したりしてもいいのかしら?」

ダークネス「戦っている時にわざわざ邪魔する必要はない。それに、自分がされて嫌なことはなるべくしないほうがいい。」

ネフティス「なによッ!まったく…アンタって本当、真面目な奴よね。」

ダークネス「オマエと違い、ふざけた性格をしていないのでな。」

ネフティス「ああ言えばこう言って、ツマンナイ奴!」

??(女性)「痴話喧嘩みたいなことをするのはそこまでにしておきなさい。」

ネフティス「…分かったわよ!わたし、あの子達のところへ行ってくるわ!」
ネフティスがアジトから姿を消す

??(男性)「ふっ…はしゃぐメンバーがいたら、ここも騒がしくなるな。」

??(女性)「それはそれでまた良いんじゃないかしら。」

??(男性)「そうだな…。」
この謎に包まれたランサー オブ サクリファイスは一体、どんな目的があってロクロ達を監視するのか。未だこの段階でその意図を知るものは誰もいないだろう…


続き
www.nannantoo.com

前回
www.nannantoo.com

地名・用語集
三大陸
バルバント 首都グレンダ

サマライズ 水の都アクアメロディーガーデン(和の文化地区、西洋の文化地区)、ハーヴァキャニオン(ミンティワ自然保護区、ラベンダルズ居住区、立ち入り禁止区域)、モッコンガナイ峠、砂漠の街ビィートランド、グランドロックバレー遺跡、タイラントハーモニー大瀑布

ユニバースヴェライアント サイレント地方アビラエナジー、レジェンバインド リディンボルテック

三大コンビニ
ルートン(バルバント)
クルミーマート(サマライズ)
アンティーク・イレブン(ユニバースヴェライアント)

PJF(ポリスジャッジメントフィールド)→三大陸警備組織

ルージュルーン→この世界の通貨

ウェポンソーサラー→唱術(シンフォニースペクタクル)の技術を汎用化させた武器(個体差で種類が変わる)

9つの精霊(エレメント)→風、土、水、火、雷、氷、光、闇、?

謎の隕石→今のところ不明

ロクロだけに聞こえる謎の声→今のところ不明

パフェオレ→コンビニ限定で発売されている飲料。両手で1本ずつ持つと不思議な唄を歌い始める。

カユミ塩湖→三大陸の何処かにあるはず。

ドコノドナタ→三大陸にあるハンバーガー屋さん。

パパッとPad→この世界で便利な情報端末。

ペンタフォン→コードレス電話機。