南塔(ナントゥー)の創作ルーム

4月下旬頃に小説家になろうからアルファポリスに移行。アルファポリスではブログで公開しているのとは違う作品を投稿する予定。役に立つ情報を発信するブログではございませんので、ご了承ください。

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シンフォニーメモリアル11章

『雷の精霊 精霊時代の歴史』


主要登場人物

ロクロ(主人公) 男 サキュラス団のメンバー。 元気と運の良さがある。自称ガイウンの右腕。年齢は17歳。

ライラ(ヒロイン) 女 サキュラス団のメンバー。ロクロとは仲が良い…はず。髪色は茶色でミディアムヘア。性格は多少気が強い乙女。 あと金目のモノに目がない。年齢は17歳。

ターク 男 サキュラス団のメンバー。風来坊のような男。真面目な性格で口数も少なく時々、気配が消えている?時もあるが、どんな状況でも冷静な判断、考えを出すことが出来る。年齢は19歳。

ガンダラヤック 男 サキュラス団のメンバー。語尾にケルを付けて喋る団のムードメーカー的存在。尚、性格はお察し。年齢は16歳。

ナーシャル 女 サマライズ大陸のハーヴァキャニオンで自然保護管理員として働く女性。 ロクロ達の新たな仲間として加入。性格はおっとりしており、癒し系の美女。髪は金色でお団子ヘア。 年齢は20歳。

ガイウン 男 サキュラス団のリーダー。普段はメンバーと一緒にふざけたりしているが戦いやメンバーの誰かが困った時には頼りになる存在。年齢は非公開らしい。そして無類の女たらし。

ディー・マルク 男 レジェンバインドで偶然出会った青年。ロクロ達がこれから向かうワンダーズの村に住んでいる。年齢は16歳。

雷の精霊(エレメント) 女 200年前のことを知る精霊人。他の精霊たちにとって欠かせない存在。

風の精霊(エレメント) 男 200年前のことを知る精霊人。水の精霊から好意を持たれている模様。

土の精霊(エレメント) 男 200年前のことを知る精霊人。精霊の中で最年少。一見、無邪気な少年みたいだがサマライズ大陸では有名なベルス一族の血を引いている。

水の精霊(エレメント) 女 200年前のことを知る精霊人。時々、風の精霊とイチャイチャ(?)する。

火の精霊(エレメント) 男 200年前のことを知る精霊人。

ランサー オブ サクリファイス勢
キング(2部に登場した人物) ランサー オブ サクリファイスの創設者。 過去になにかがあった様子。それ以外は不明

ダークネス 男 ランサー オブ サクリファイスのメンバー ボストン型サングラスをかけ、全身黒服コーデの強面の男性。真面目な性格。年齢は不明

エンドレス 男 ランサー オブ サクリファイスのメンバー オラオラ系ファッションような服装をしている。自己主張が強い性格。年齢は不明


-本文-
ロクロ達はランサー オブ サクリファイスと行き違うタイミングでレジェンバインドで偶然、出会ったディーと共にワイルドプラトーを超えた先にあるワンダーズの村へと向かうのであった

ディー「そろそろワイルドプラトー(西口側)に着く頃だ。話があるから聞いてくれ。」

ガイウン「そういや、ワイルドプラトーへ入る前に話があるって言ってたな。」

ディー「ああ。みんなにこれを飲んでいてほしい。」
そう言うとディーは鞄の中からなにかを取り出した

ロクロ「なんだ、これは?」

ターク「栄養ドリンクみたいなやつか?」

ディー「『アンチプラトードリンク』だ。これを飲めばプラトー草の効果に影響されずにワンダーズの村までいける。」

ガンダラヤック「じゃ、オイラがそのドリンクを一番先に試飲してみるケルよ。」
ゴクッ…ゴクッ…ゴク…

ライラ「一気飲みしてドリンクを飲み干したけど、大丈夫なの?」

ガンダラヤック「普通の栄養ドリンクと変わらないケ…オイラってなんでいつも寒いギャグしか言えないケルかね…やっぱ才能がないケルかね…。」

ナーシャル「ヤックちゃん!?いきなりどうしたのですか?」

ターク「あのヤックが突然、もぬけの殻となったな。」

ディー「もしかすると、こいつの場合アンチプラトードリンクを飲むと精神的に参るのかもしれない。」

ロクロ「それじゃあ、プラトー草の香りを嗅いだら元に戻るってことか?」

ディー「今までそんな奴に出会ったことがないからわからないが、その可能性があるかもしれない。」

ガイウン「まっ、俺はヤックのようにはならないけどなっ!」
ゴク…ゴクッ…ゴク…

ロクロ「大丈夫か?ガイウン。」

ガイウン「おうよ!俺を誰だと思っている…なんで俺、モテねえんだよ…大剣持ちでリーダーとかモテ要素が半端なくあるだろが…それなのになんで…。」

ライラ「この2人は旅をしている間、頭にプラトー草を差したまま歩いていった方がそうね。」

ターク「もしかしたら、そのうち花が咲いてくるかもしれないな。」

ナーシャル「お二人とも可愛らしい姿になりそうですね♪」

ロクロ「まあ2人はプラトー草を嗅がしたら元に戻るだろうけど、俺たちは飲んでおいた方が良いと思うぜ。」

ディー「そうした方がいい。気持ちが落ち込んだ状態で旅をするのは、身体的にもあまり良くないからな。」
ガイウンとヤックを除くメンバーはアンチプラトードリンクを飲み、7人はワイルドプラトーへ入った

~ワイルドプラトー道中~
ロクロ「なあ、ディー。 リディンボルテックって街はトワイライトサンダーを越えた先にあるのか?」

ディー「リディンボルテックは大陸の最東端といっていいぐらいの所にあるぞ。トワイライトサンダー山脈地帯が大陸の真ん中にあって、リディンボルテックがある東がクロニクル地方。南がメロー地方。北がセイクリッド地方で、西この周辺がサイレント地方っていう感じに4つに分けられていると言ったら、わかり易いか?」

ターク「この大陸について詳しいんだな。」

ディー「レジェンバインドと村を行き来していると色々な人に出会うからな。世間話をしていたら、実際に行ったことがなくても聞いていたら次第に覚えてくる。」

ライラ「そういえば、ディーが何をやっているのか知らなかったわね。もし良ければ教えてくれないかしら?」

ディー「俺は村やトワイライトサンダー周辺でしか採れない薬草や山菜を売りにレジェンバインドへ行っている。」

ナーシャル「ディー君はご兄弟はいらっしゃるのですか?」

ディー「両親と弟の4人暮らしだ。」

ロクロ「ディーは一般の家庭育ちなんだな。」

ディー「ごく普通の家庭が珍しいのか?」

ターク「ナーシャルさん以外の俺たちは身寄りがない集まりだからそう思うだけだ。」

ディー「そうだったのか…気に障る言い方をしてしまって、すまない。」

ライラ「気にしなくていいわよ。私達からしたら今こうして旅している仲間が家族みたいな感じだし。」

ロクロ「そうそう。だから寂しくなる時は無いぜ。」

ガイウン「俺は…彼女が出来なくて寂しいぜ…!」グスッ

ガンダラヤック「リーダー…オイラ達は一人で生きる星に生まれてきたかもしれないケル…でも、オイラが傍にいるケルよ。」

ガイウン「ヤック…いや、愛弟子よッ!!」

ガンダラヤック「師匠…ッ!!」
未だにネガティブ思考となっている2人は男同士で抱きしめ合っていた

ライラ「見てて暑苦しいわ…そろそろプラトー草の香りを嗅がせてあげた方が良さそうね。」

ナーシャル「ライラさん、私が摘んでくるので待っていて下さい。」

ライラ「ナーシャルさん、ありがとうございます。」
ナーシャルはライラの代わりにそこら辺に生えてあるプラトー草を摘みに行った

ナーシャル「ふふっ、これでお二人とも元通りになりそうですね〜♪」
すると何処かから声が聞こえてくる…

(貴女はとても清らかな心をお持ちのようですね。)

ナーシャル「…え?」
突然、聞こえてきた声はそれ以降、なにも発することはなかった
ナーシャルは不思議に思いながらも採ってきたプラトー草の香りをガイウンとヤックに嗅がせた

ガイウン「ナーシャルさん!貴女様はいつ見てもお美しい…げっ!?なんで俺がヤックと抱きしめ合っているんだよ!?」

ガンダラヤック「ピチキャワちゃんならまだしも、こんなオッサン手前のリーダーと抱きしめ合いたくないケルよ!」

ガイウン「あぁ!?誰がオッサン手前だ!? 俺だってお前より綺麗なレディーの方がいいに決まってるぜ!」

ターク「そう言いつつも、まだ離れていないな。喧嘩するほど仲がいいってことか。」

ディー「仲良しごっこはやめて、さっさと野宿する場所までいくぞ。」

ガイウン「したくてやってたんじゃねえよ!…ったく、なんで俺がこんなことしているんだよ。」

ガンダラヤック「あぁ…。オイラはいつ運命のピチキャワちゃんと出会えるケルかね…。」

ロクロ「世の中、変わり者好きもいたりするからなんとかなるんじゃねえか。」

ライラ「でも、ヤックが女の子とデートするイメージなんて湧き上がってこないわ。」

心の中の声ナーシャル (やはり、先程聞こえてきた声は気のせいだったのでしょうか…?)
空耳だったのか?と、ナーシャルは不思議に思いながらメンバー達と共に今日野宿する予定の場所へと向かった

~ワイルドプラトー キャンプ場~
ディー「着いたぞ。」

ライラ「私達以外でも歩いて旅している人たちもいるのね。」

ディー「ユニバースヴェライアントは三大陸の中で一番人口が多いからな。地方別で人口の多い順だとクロニクル地方が一番で、メロー地方、サイレント地方、セイクリッド地方だ。」

ロクロ「ムゾアが住んでいるリディンボルテックはレジェンバインドの街以上に人が多いってことか。」

ガンダラヤック「ピチキャワちゃんが沢山いるってことケルかね…がは、ガハハハッ!」

ガイウン「ナーシャルさん級のレディーが沢山…なは、ナハハハッ!」

ターク「ディー、プラトー草の効果で妄想を増大させるような効果があるのか?」

ディー「いや…そんな話は聞いたことはないが…。」

ライラ「きっと2人はプラトー草の花の香りを嗅ぎすぎて、頭がどうかしたのよ。ね?ナーシャルさん。」

ナーシャル「…え?えぇ、そうかもしれないですね。」

ロクロ「ナーシャルどうかしたのか?さっきからボーっとしてる時が多いぞ。」

ナーシャル「そ、そうですか?」

ライラ「もし体調が悪くなってきたら気兼ねなく、私達に言ってくださいね。代わりにしますから。」

ナーシャル「ありがとうございます、ライラさん。」

ガイウン「人恋しくなったら俺が傍に…」
と話している最中にヤックがさえぎるかのように

ガンダラヤック「はいはい。言いたいことは分かったからオイラとディーの3人で薪を取りに行くケルよ。」

ディー「こっちだ。付いてきてくれ。」
ヤックとガイウンはディーと共にまきを取りに行った

ロクロ「それじゃ、俺たちはテントを張るとするか。」

ターク「ああ。料理はナーシャルさんとライラに任せるとしよう。」
メンバー達は役割分担して作業を行い、食事をする準備が整った

ライラ「こんな感じでいいんじゃないかしら。」

ナーシャル「はい。味見をしながら調整して作ったので大丈夫だと思います。」

ガンダラヤック「今日はカレーとゴンソメスープケルか〜。」

ターク「カレーを作る際にゴンソメの素が余ったからスープにしたらしい。」

ガイウン「ナーシャルさんが作った料理を食べるのは初めてだぜ!」

ロクロ「そういえば、俺達が初めて野宿したときにはガイウンいなかったのか。」

ガイウン「俺はお前たちとは違う場所に飛ばされたからな。クソーッ!俺がロクロと変わっていたら今頃、ナーシャルさんとアツアツな関係を築き上げていたかもしれねえのに!」

ライラ「残念ながら、その可能性は無いわね。」

ターク「リーダーだった場合、気を失って倒れているのを発見してもそのまま放置されていたかもしれないな。」

ガイウン「そうなんですか!?ナーシャルさん!?」

ナーシャル「ええと…もしあの時ガイウンさんが倒れていたら一度、ラベンダルズに戻って男性職員を派遣させていたかもしれませんね。」

ロクロ「だってよ、ガイウン。だから俺と変わっていてもナーシャルとの関係は今と変わらないってことだ。」

ガイウン「マジかよ!?」
心の中の声ガイウン (リーダーガイウン、ロクロと入れ替わって過去に戻っても今と変わらない事実が判明する…。)

ガンダラヤック「ギャハハハ!幸せを掴むのはオイラに任せるケルよ!」

ガイウン「お前は俺と同類だろが!」

ガンダラヤック「おっしゃる意味がよく分かりませんな〜。」

ディー「ロクロ、お前たちはいつもこんな感じで旅をしているのか?」

ロクロ「あの2人がふざけているだけで他のメンバーは普通だぜ。」

ディー「そうなのか。賑やかで楽しいのかよく分からないな。」

ライラ「度が過ぎた時にお灸を据えているから、まだあのレベルで収まっているのよ。」

ターク「あの2人を野放しにしたら、世界的悪影響を及ぼすことになりかねないからな。」

ガイウン「それはヤックだけだろ!俺は特に害はないぜ!」

ガンダラヤック「リーダー、今日からガイウン害運って名前にした方がいいんじゃないケルか?」

ガイウン「じゃ、お前はカエルでいいな。」

ガンダラヤック「それはもう別の生き物になるケルよ!オイラはただ、口癖でケルを付けているだけケル!」

ガイウン「わかった、わかったから。な?ケル蔵。」

ガンダラヤック「あ、どうも。ガンダラヤック改めまして、ケル蔵と申します。…って違うケルよ!!」

ライラ「料理が冷めないうちに先に食べましょう。」

ロクロ「そうだな。」
2人をよそに他のメンバー達は食事をするのであった
そして片付けも終わり、寝る前にロクロとディーは少し離れた場所で2人で話していた

ロクロ「コーヒー淹れてきたぞ。飲むか?」

ディー「ああ。そういえば、お前達がトワイライトサンダーに行く理由を聞いてなかったな。」

ロクロ「俺達、各地にいる精霊エレメントを探す旅をしているんだ。」

ディー「エレメント?聞いたことがないな。」

ロクロ「俺も詳しくは知らないけど、精霊がこの世界の均衡バランスを保っているみたいだ。」

ディー「俺たちが普段こうして不自由なく生活できていられるのも、その精霊という存在があってこそいうことか。」

ロクロ「まあ、そうかもしれないな。」

ディー「それでそいつらを目覚めさせて何をするんだ?」

ロクロ「たしか、精霊の力を借りてなにかを封印させる。とか言ってたっけな…。」

ディー「なにかを封印するか…一般人の俺では、まったく想像することができないな。」

ロクロ「現に旅してる俺だって、よく分かってねえぜ。ハハハ!」

ディー「俺と変わらない歳で、そんな旅をしているってのは凄いと思うけどな。」

ロクロ「ディーはヤックと同じ16歳だったよな?」

ディー「そうだ。ただ俺はアイツと違って馬鹿やったりは出来ないけどな。」

ロクロ「ヤックは特殊な奴だから、気にしなくていいぜ。」

ディー「アイツほど個性的な奴は見たことがない。」

ロクロ「はは…まあ、俺の仲間にもう1人個性的な奴がいるけどな。」

ディー「みんなからリーダーと呼ばれているガイウンだろ?」

ロクロ「そう。あの2人が結託したときは何かが起こると思っていた方がいいぐらいだ。」

ディー「弟があの2人ことを気に入るかもしれないな。」

ロクロ「アイツらいつの間にか知らない人と仲良くなるぐらいだから、弟さんとも仲良くなれると思うぜ。」

ディー「そうだといいな。」
そうして2人で話しているとテントの方にいたタークがやってくる

ターク「2人とも、そろそろ寝る時間だぞ。」

ロクロ「分かった。んじゃ、今日はもう寝るとするか。」

ディー「そうだな。明日、村へ着いた時にゆっくり話すとしよう。」
こうしてレジェンバインドからワイルドプラトーにあるキャンプ場まで移動し、1日が終わった

翌日の朝
ガイウン「ホテルや宿屋以外で寝たのは久しぶりだったな!」

ガンダラヤック「そうケルねー。たまにはこうして野宿するのもいいケルけど、やっぱりベッドで寝る方が一番落ち着くケル。」

ターク「最近は豪華な場所で宿泊したからな。そう思っても不思議ではないな。」

ロクロ「ディー、昨日のペースでいけば今日中に村へ辿り着けそうか?」

ディー「何事も無ければ、昼過ぎには着く予定だ。」
男性陣のみで会話していると、別のテントで睡眠をとったライラとナーシャルがやってくる

ナーシャル「みなさん、おはようございます。」

ロクロ「おはよう。」

ガイウン「…ハッ!?ナーシャルさんの髪型が変わっている!?」

ライラ「流石、リーダー。気付くのが早かったわね。」

ターク「よく見てみるとそうだな。」

ガンダラヤック「ナーシャルさん、気分転換ケルか?」

ナーシャル「はい。いつもお団子ヘアにしていたのですが、ポニーテールにしてみました♪」

ガイウン「どのヘアスタイルにしてもナーシャルさんはお美しいです!」

ディー「ロクロ、このガイウンは本当にお前たちのリーダーなのか?」

ロクロ「真面目な時は頼りになるんだけどな…。」

ガンダラヤック「ただの女たらしだから気にしなくていいケルよ。」

ガイウン「俺はただレディーに対して優しく接しているだけだ!分かるか!?」

ガンダラヤック「いや、まったく。」

ガイウン「だあー!ヤックはまだ大人の振る舞いができそうにねえな。」

ターク「脈なしの相手にアタックしているリーダーがいうのもアレだけどな。」

心の中の声ガイウン (ターク、それだけは言うのやめろ…精神的ダメージがハンパじゃねえ…。)

ライラ「リーダーが固まっているってことは、タークが放った言葉が心にクリーンヒットしたようね。」

ガンダラヤック「言葉というボールが心のフェンスにめり込んでいるかもしれないケル。」

ガイウン「なぁに、男は失敗した数が多いほどビッグになれる…俺はその経験を糧にして強く…なるぜ。」

ディー「さっきから足が小刻みにプルプル震えているみたいだが、大丈夫か?」

ロクロ「ディー、ガイウンはもう既に心のHPが尽きているんだ…なにも言わないほうがいいぜ。」

ガイウン「山ってこんなに綺麗に見えるんだな…。」

ガンダラヤック「これを嗅いで元気出すケルよ。」
ヤックは近くに生えていたプラトー草の花の香りをガイウンに嗅がせた

ガイウン「漢ガイウン、復活だぜッ!!」

ナーシャル「ふふっ♪」

ディー「元気が出てきた様子だし、村へ向かって歩いていくとするか。」

ロクロ「ああ。」
ロクロ達はキャンプ場から東方面へと歩き進んでいき、山のふもとにあるワンダーズの村へ辿り着いた

~ワンダーズの村~
ディー「ここが俺の住んでいる村だ。」

ロクロ「長閑のどかな村だな。」

ディー「レジェンバインドからここに来るとそう感じるだろうな。」
すると、この村に住む中年男性が慌てた様子でこちらへと近づいてくる

男性「ディー、無事に村へ戻ってこれたんだな。」

ディー「ザルトさん、なにかあったんですか?」

ザルト「どうやらレジェンバインドに訪れていたバルバント国王とサマライズのお偉いさんたちが行方不明になったらしい。」
そのことを近くで聞いていたロクロ達は驚きを隠せない様子であった

ガイウン「おいおい…マジかよ。昨日、俺たちが街を離れた後にそんな事が起きたのか…。」

ロクロ「まさか…ランサーの奴らがレジェンバインドにきてたってことか。」

ターク「可能性としては無くはないな。」

ガンダラヤック「でもレジェンバインドはその為に厳戒態勢を敷いていたケルよ。」

ライラ「どうやって侵入したのかわからないけど、あれ程の力を持っていたら警備員じゃ手に負えないわ。」

ナーシャル「そうですね。インフェルノクレーターで現れたネフティスと自ら名乗っていたランサーのメンバーも相当な力の持ち主でしたからね…。」

ザルト「おや?見慣れない人たちもいるようだが。」

ディー「彼らはレジェンバインドにある案内所でトワイライトサンダーまでの道のりを聞いていたので、俺が案内役としてここまで連れてきました。」

ザルト「そうだったか。レジェンバインドと違ってなにもないところかもしれないが、ゆっくり過ごしていくといい。」

ナーシャル「お気遣いありがとうございます。」

ディー「それじゃ、まずは俺の家を案内するからついてきてくれ。」
ロクロ達はディーの両親や弟が住んでいる家まで歩いていった

ディー「ただいま。」

父「無事に帰ってこれたんだな、ディー。」

母「事件に巻き込まれていないかと心配しましたよ。」

弟「兄ちゃん、隣にいる人達は誰?」

ディー「エッグ、この人たちはトワイライトサンダーに用があって俺が村まで連れて人達だ。」

ガイウン「ディー君にはレジェンバインドからこちらに来るまで、色々とお世話になりました。」

母「いえいえ。息子が誰かの役に立てたみたいで良かったです。」

父「ディー、皆さんを村長さんの処へ連れていってあげなさい。トワイライトサンダーに行くならなにか役に立つことを知っているかもしれない。」

ディー「そうするよ、父さん。」

エッグ「僕もついていっていい?」

母「エッグ、皆さんは用事があってこの村まで来ているのですよ。」

ガイウン「俺達は弟さんがついてきても構いませんよ。」

ガンダラヤック「ただし、オイラ達の秘密を知ったときは…」
と意味深な発言をしようとしていたヤックをライラがゲンコツでお仕置きして

ライラ「こども相手に変なこと言わないのっ!」

ガンダラヤック「痛いケルよ〜。」

ナーシャル「では、私達と一緒に村長さんの処へ行きましょうか。」

エッグ「うん!」

ディー「それじゃあ、村長さんの家までエッグと一緒に行ってくるよ。」

父「村長さんによろしく伝えておいてくれ。」

ディー「分かった。」
ロクロ達は、ディーの両親に挨拶とディーのおかげでここまで来られた感謝を述べた後に村長の家へと向かった

~村長の家~
エッグ「あ!つるっ禿げオジちゃんいた!」

村長「エッグ君、そろそろワシをつるっ禿げオジちゃんではなく村長と呼んでくれんかの?」

ディー「いつもすみません、村長。」

村長「謝る必要はないディー。それより見慣れない人達は何用があって、ここにやって来たのじゃ?」

ディー「彼らはトワイライトサンダーに行く目的があるらしく村長さんがなにか知っていることがないかと思い、ここへ連れてきました。」

村長「…なるほどの。旅の者たちよ、理由わけを聞こう。」

ロクロ「どうもはじめまして。ってなんか違うな…。」

村長「ワシに対してなら普段通りに話して構わん。」

ロクロ「サンキュー、村長さん。実は俺達、精霊エレメントを探す旅を今しているんだ。」

村長「ほう…精霊を探す旅とな。精霊というのは昔、聞いたことはあるが。」

ロクロ「本当か!?ここら辺で精霊が眠っていそうな場所って何処なんだ?」

村長「もし眠っているとしたら、お前さんたちが目指してるトワイライトサンダーじゃろう。ただあそこは、誰も足を踏み入れておらん。」

ガイウン「なんか理由があるのか?」

村長「山を守護する鳥がいるのじゃ。」

ライラ「もしかして…魔王マデューラに仕えている魔物かしら。」

ナーシャル「実際に行ってみないと分かりませんが、その可能性もありますね。」

村長「その鳥は人が近づいていこうとしたら、立ち去れと言わんばかりの威嚇いかくをしてくる。」

ターク「まるで雛を守る親鳥みたいだな。」

ロクロ「どんな事情があるのか知らねえけど、そこトワイライトサンダーに行ってみるぜ。」

ガンダラヤック「そうケルね。もしオイラ達に攻撃を仕掛けてきたら、コテンパンにしてやるケルよ!」

土の精霊 (でもヤック、火の精霊のときは去勢を張るだけでリーダーの背後に隠れたじゃン。あれ、物凄くダサかったヨ。)

ガンダラヤック (と、殿!それには理由がありまして…。)

ライラ「とにかく、この村で立ち止まっていても何も始まらないわ。」

ナーシャル「そうですね。」

村長「さっきの話を聞いて尚、トワイライトサンダーに行くとはなかなかの者じゃな。」

ディー「気をつけていけよ、ロクロ。」

ロクロ「ああ。短い間だったけど、ここに来るまで色々と助かったぜ、ディー。」

ディー「気にするな。俺もロクロ達と一緒に街を出ていなかったら、レジェンバインドで起きた出来事に巻き込まれていたかもしれない。」

ターク「これからバルバントはどうなるんだろうな。」

ガンダラヤック「おそらくグレンダバルバント大陸の首都あわただしくなっているはずケルよ。」

ロクロ「とにかく今は精霊を眠りを覚ますことに専念するとしようぜ。」

ライラ「そうね。村長さん、ディー、エッグ君。行ってきます。」

ナーシャル「またこちらへやってくる機会があれば、この村に訪れます。」

村長「うむ、くれぐれも気をつけていくのじゃぞ。」

エッグ「じゃぞー!」

ガイウン「よし!んじゃ、トワイライトサンダーへ行くぜ!」
一行は村に着いて休む間もなく村を立った。
そして村から更に東方面へと進んでいくと高い山がそびえ立っていた

ロクロ「あの村でも結構な高さ標高だと思ってたのに、この山はもっと高いぜ。」

ライラ「私達が目指す山頂は雲が多くて、ここから見えないわ。」

ガンダラヤック「なるほど、なるほど。ここはダンジョン的にショートカットできる転送装置みたいな設備があるはずケル。」

ガイウン「流石にそんなゲームの世界みたいな話はねえだろ。」

ターク「ここから山頂まで歩かずに済むなら助かるが周りを見渡したところ、それといった装置は見当たらないぞ。」

ガンダラヤック「オマエら、古代文明を舐めんじゃねえッ!!」

ライラ「いきなり誰かが乗り移ったかのように喋り方が変わったわね。」

ナーシャル「ヤックちゃんの名推理が始まりそうですね。」

ガンダラヤック「もしオイラが昔の時代を生きていたなら、ここを何回も登り降りすることは面倒くさくなるケルから山頂まで一気にいける便利な装置を設置するはずケル。ただ開発した人物が性悪なら、誰でも分かる場所だと有り難みもなく『先人さん、マジ感謝!』と、口先だけで感謝する後世の人たちが使うのは癪に触るから岩でカモフラージュさせてバレないようにしているはず!…と勝手な推理をした結果、転送装置があるのはあの岩ケル!」
訳の分からない推理をしたヤックは真ん中にある岩を指差した

ガイウン「ヤック、言い出しっぺっていうのもあるし確かめてこいよ。」

ガンダラヤック「お、オイラがケルか!?」

ロクロ「もし本当にお前の推理が合ってたら、今度から『ヤック教授』って呼んでやるからよ!」

ガンダラヤック「ま、まあそう言われるなら、オイラも…確かめに行きたくなるケルかね〜?」

ライラ「わかったから、さっさと確かめに行きなさい。」
そう言われてヤックは渋々と自分が怪しいと思って指差した岩へと向かった

ガンダラヤック「ほんと、ライラは人使いの荒い女ケルよ…。」
とボソッと言うと、少し離れた場所にいるライラが

ライラ「なにか言ったかしら?」

ガンダラヤック「な、なんでもないケル!今、確かめているからもう少し待ってて欲しいケルよ〜。オイラと同じ性悪な性格なら、この岩と岩の隙間にスイッチを置くはずケルよ。」
ゴソゴソ…

ガンダラヤック「手を伸ばして探すの面倒くさくなってきたから、こうなったら岩ごと粉砕してやるケル!」
ヤックはハンマーを使って岩を粉砕しようと試みた

ロクロ「始めからそうしてた方が早くなかったか?」

ターク「そうだな。」

ガンダラヤック「古代人よ!こんな作りにしたのが悪いケルよ!」

ライラ「壊すのを正当化しようとしてるわね。」

(ワタシに会いに来たみたいですね…精霊エレメントを探し求める者たちよ。)

ナーシャル (また声が…何処からでしょう…?)
岩を粉砕しようとした瞬間、雷のような閃光が走りヤックは消えた

ガイウン「おい!ヤックの奴、どこかに消えたぞ!」

ライラ「ヤック…今日までみんなのストレス発散として役目を果たしてくれてありがとう。」

ロクロ「性格はお察しだったけど、面白い奴だったよな。」

ターク「もうリーダーとのお笑いコントを見ることは出来ないのは残念だ。」

ナーシャル「あの〜…みなさん。ヤックちゃんは鳥さんに捕らえられているだけですよ?」

ガイウン「ナーシャルさん、冗談はやめてください。アイツはもう…本当マジだった。」
鳥に捕らえられたヤックはメンバーに助けを求めていた

ガンダラヤック「助けてくれケルぅ!オイラは鳥さんに食べられたくないケルよ〜!!」

鳥「罰当たりな人間よ…神聖な岩を粉砕しようとした罪は重いぞ。」

ライラ「あの鳥が言ってる通りね。私達も異論ないわ。」

ターク「満場一致だな。」

ガンダラヤック「S・O・S! S・O・S!」
ヤックは両手でジェスチャーをして必死に助けを求めているが、ロクロ達は見て見ぬ振りをする

ナーシャル「あなたが私に声を掛けていた方ですか?」

鳥「違う。ワタシは雷の精霊に仕えし獣『雷鴫ライシギ』。声の主はこの山トワイライトサンダーの山頂に眠っている。」

ナーシャル「その山頂に行く手段は、先程の岩にある仕掛けでしょうか?」

ライシギ「その通りだ。だからそれを粉砕をしようとしたこの者を捕らえた。」

ガンダラヤック「ソーリー、ソーリー。さっきの行いを許してほしいケル!」

(ライシギ、今捕らえている者も含めてワタシが眠るところへ連れて来なさい。この世界の歴史について話しておく必要があります。)

ライシギ「かしこまりました、雷の精霊様。この者たちを山頂へお連れ致します。」

ロクロ「俺達、山頂まで連れていかれるのか?頂上なんて雲がかかって見えないぞ。」

ライラ「歩いて登る以外に手段があるのかしら?」

ターク「もしかしたら、さっきの岩になにか仕掛けがあるかもしれん。」

ガイウン「ヤックが岩を壊そうとした矢先にあの鳥が現れたから、なにかあるんだろうな。」

ライシギ「先程、壊そうとした岩に手で触れてみよ。そうすれば仕組みが判るはずだ。」

ナーシャル「わかりました。では、私が最初に触れてみますね。」

ガイウン「1人で大丈夫ですか、ナーシャルさん!?」

ナーシャル「はい。おそらく、この鳥さんは嘘をついてないと思います。」

ライラ「わかりました。それじゃ、ナーシャルさんを先頭に1人ずつ順番に並んでいくわよ。」

ロクロ「わかったぜ。」

ターク「了解だ。」

ガイウン「おう!」

ガンダラヤック「あのぅ…オイラはどうなるケルか?」

ライシギ「オマエは粉砕しようとした罰として、ワタシと共に山頂へ向かう。」

ガンダラヤック「ってことはつまり…オイラは、このまま捕らわれた状態で山頂まで飛んでいくってことケルか!?」

ガイウン「そうなるな!まっ、死なねえように気をつけろよな、ヤック。」

ロクロ「鳥視点の景色を堪能できるとか最高じゃん。」

ターク「達者でな。」

ガンダラヤック「さっきから他人事のような発言ばかりケルよ!オイラ達、ズッフレじゃなかったケルか!?」

ライラ「そういえば、旅友登録するの忘れてたわ。今は土の精霊の同伴者になってるわね。」

ガンダラヤック「オイラはハンマーより存在意義がないケルか!?」

ガイウン「心配すんな、ヤック。師匠である俺が登録してるからよ!」

ガンダラヤック「流石、師匠リーダーっ!」

ターク「…ん?ヤックは忠犬と記されているぞ。」

ガンダラヤック「ガガガ、ガイウンだけは許さねえぇぇ!!」

ライシギ「……では、行くぞ。」
雷の精霊に仕える鳥は山頂に向かって羽ばたいていった

ガンダラヤック「ギャアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」

ナーシャル「では、岩に触れてみますね。」
ナーシャルは右手で岩に触れると反応して、瞬間移動するかのようにその場から姿を消した

ロクロ「ナーシャルが一瞬で消えた!?」

ライラ「どんな仕組みになっているの!?」

ガイウン「ナーシャルさん!俺が今、助けに行きますからね!」
ガイウンも岩に触れ、ナーシャルと同様に姿を消した

ターク「これが昔の文明の技術というものか。」
そうボヤきながらタークもガイウンと同様に岩に触れて姿を消した

ライラ「残りは私とロクロだけね。」

ロクロ「ライラ、さっきまで1人ずつ順番に行ったけど、2人で岩に触れてみるか?」

ライラ「手を繋いでいくつもり?」

ロクロ「そうなるな。嫌なら別に構わないけど。」

ライラ「…分かったわ。」
若干、頬を赤らめながらもライラはロクロと手を繋いだ状態で岩に触れ、姿を消した

~トワイライトサンダー山頂~
ロクロ「あれ?着いたと思ったら、建物の中じゃねえか。」

ライラ「見て、ロクロ!ヤックを捕らえていた鳥も祭壇にいるわ!」

ライシギ「(精霊探しをする)旅の者をお連れしました、雷の精霊様。」

(ありがとうございます。ではまず、皆さんに自己紹介をいたしましょうか。)
すると祭壇の真ん中にまつられている球体が光り出し、雷の精霊エレメントが姿を現す

ナーシャル「アナタがワイルドプラトーを歩いている時に声を掛けてきた方ですか?」

雷の精霊エレメント「そうです。清らかな心をお持ちになっておられる貴女こそ、ワタシ精霊の力を持つに相応しい方だと思いました。」

ロクロ「あれ?俺達にも雷の精霊の声が聞こえるぞ。」

ライラ「今まで精霊の声は契約を結んだ人にしか聞こえなかったはずなのに。」

雷の精霊「その謎は後でご説明いたします。まずは皆さんが旅をして眠りから解放した精霊たちと話せるようにします。」
雷の精霊は持っている杖を使い、なにかを唱えた

ライシギ「これでメンバー全員が精霊と会話することができるようになる。だが、一般市民には精霊の声は聞こえないから場所を考えてやりとりした方がいい。」

ロクロ「じゃあ、風の精霊の声がみんなにも聞こえるようになったってことか。」

風の精霊「……。」

水の精霊「相変わらずのようね、風の精霊。」

土の精霊「あれ?風の精霊と話せるようになったのに嬉しくないノ?水の精霊。」

水の精霊「こらっ!みんなに聞こえるようにプライベートな話をしないでよ!」

火の精霊「コイツ風の精霊が無口なのは昔からだぜ。」

風の精霊「必要以上のことは話さないだけだ。」

雷の精霊「精霊のみなさん。宿り主を放って会話をするのは、そこまでにしておきましょう。今から大事な話をしなければいけませんし。」

水の精霊「ごめんなさいね、雷の精霊。久しぶりに会話することができたからつい…。」

ライラ「普段、私達が仲間と話しているのと変わらない感じね。」

ナーシャル「精霊というより人間に近いような気もしますね。」

雷の精霊「その通りです。ワタシたちは元々、人間であったのです。」

ガンダラヤック「えぇ!?じゃあ、土のクソガキ…じゃなくて、土の精霊も元は人間だったケルか!?」

土の精霊「そうだヨ〜。ちなみに僕は遥か昔、サマライズ大陸で繁栄していたベルス一族精霊人の子孫だよ。」

ターク「もしかしたら精霊というのは、遥か昔の選ばれし勇者たちだったのか?」

火の精霊「勇者とはまた違うが、共に同じ目的を果たした仲間みたいな感じだぜ。」

ガイウン「その目的ってのは、なんなんだ?」

雷の精霊「…邪悪な念が集合体なって生み出された魔王を討伐することです。」

ロクロ「魔王ってもしかして…マデューラのことか!?」

雷の精霊「はい…。アナタたちが精霊を祠から眠りを覚ますときに立ちはだかった魔物たちのボスです。」

ライラ「ちょっと待って…!確か私が水の精霊と契約を結んだ時に対峙した魔物はマデューラと初めて会って、10年ぐらいしか経ってなかった感じで話していたわよ。」

水の精霊「その疑問に対してはワタシから説明するわ。さっき雷の精霊が邪悪な念って言ってたわよね?それが理由なの。」

ターク「どういうことだ?」

水の精霊「あの魔物の場合、本来の姿はただのワニだったの。でも人間がタイラントハーモニー大瀑布を観光地としようとして、あのワニたちをワタシが眠っていた祠がある滝へ一方的に排除したの。」

ガイウン「つまりアイツらはその人間に対して憎しみや怒りを抱いて、魔物と化した訳か。」

雷の精霊「他の魔物も元は、ただの植物であったり生物だったのです…。」

ロクロ「ってことは、どんな生き物も怒りや憎しみを持っていたらマデューラの配下となっちまうってことか。」

ガンダラヤック「でもインフェルノクレーターでタークが戦った侍は人だったはずケルよ?」

火の精霊「そこのケルっピー、いい質問だ。魔王の力が特に厄介なのは人に対しても影響を及ぼすことが可能なんだ。」

ガンダラヤック「ケルっピーじゃなくてヤック、ケル!」

ガイウン「おいおい!それじゃ、まるでマデューラは思念体みたいじゃねえかッ!」

風の精霊「そう言っても過言ではない。そしてマデューラは、誰かの手によって我らが眠りから覚めないよう祠を見張るように魔物を配置していた。」

雷の精霊「マデューラは今なにを企んでいるのか知りませんが、アナタたちがこうして精霊エレメントを探し求める旅をすることは定められた運命なのかもしれません。」

ロクロ「その運命とかいうのは分からないけど、俺たちが旅をするキッカケとなったのは謎の隕石の欠片カケラがなにかに反応して、サマライズ大陸まで飛ばされたんだ。それでその時に、俺だけに謎の声が聞こえたんだ。」

雷の精霊「謎の声…ですか?」

ロクロ「ああ。『この世界はもうすぐ秩序バランスが崩れる…三大陸に眠る精霊エレメントを呼び覚まし力を借りて、ヤツらを封印するんだ。』みたいな感じで言ってたぜ。」

雷の精霊「その謎の声はおそらく、大精霊キングエレメントの方でしょう。」

ロクロ「大精霊?なんだそれ?」

雷の精霊「現代を生きる人が知らないのは無理もありません。遥か昔、階級社会の時代があったのです。」

大精霊人

精霊人

貴族人

上流人

普人ふじん

雷の精霊「と、なっていました。ワタシたち精霊人は生れながら特殊な潜在能力を持ち、決められた一族のみとの契りを交わし、子孫繁栄をさせて時代を築き上げていました。」

風の精霊「だが、そういつまでも続くことはなかった。ある日、大精霊人が決めた条例に不満を持った貴族人以下の位の人たちが徒党を組んで暴動を起こした。」

ガイウン「その条例はなんだったんだ?」

火の精霊「『精霊人以下の人びとを殲滅せんめつせよ。』だ。俺たち精霊人でも、それを聞いたときには驚いたぜ。」

土の精霊「それからのことを話していると昔話が長くなるから割愛するけド、それを機にもう1人いた大精霊の人とその条例をなかば強引に制定させた大精霊とは関係が悪化して、それを機に争いの時代が到来したんだヨ。」

ターク「争いとは、ふとしたキッカケで人の欲という湧き水が浸透して(地表へと)出てくるものだな。」

水の精霊「もちろん、ワタシたちはどの位で生まれたとしても人は平等に生きる権利はあると常々思っていたから、その条例に反対する反条例軍として条例を肯定する精霊人たちと対峙したけど今考えると、その時点でマデューラの術中に陥っていたのよ。」

ナーシャル「もしかして…魔王マデューラと呼ばれている方は、もう1人の大精霊ですか?」

雷の精霊「貴女のおっしゃる通りです。魔王マデューラというのは、ワタシたちの時代でいうと大精霊であった1人なのです。」

ロクロ「それで俺に語りかけてきていたのは、もう1人の大精霊ってことか。」

雷の精霊「はい。ワタシはそれ以外に考えられることは無いと思っています。」

水の精霊「さっきから昔話の流れが続いて遠回りしたけど、これから契約を交わしていない精霊の声が聞こえるようになった理由を話していくわね。」

ガンダラヤック「よろしくお願いしゃーすっ!」

ガイウン「挨拶が軽すぎだろっ!」

雷の精霊「皆さんが声が聞こえるようになったのは、ワタシが持っている杖に秘密が隠されています。」

ライラ「見たところ、装飾を飾っているオシャレな杖って感じですけど…。」

水の精霊「そうじゃないの、ライラ。雷の精霊が持っているからこそ発揮してるの。」

ターク「もしかして、精霊が発する電気信号をキャッチすることが出来るのか?」

火の精霊「流石だな、ターク。」

雷の精霊「この杖を介して精霊たちの声を特定の人に聞こえる電気信号で送り、皆さんの脳へ音として認知させているのです。」

ロクロ「なるほどな!って言っても風の精霊はあんまり話さねえから、意味ない気もするけどな。」

風の精霊「…。」

水の精霊「あらあら、宿主さんになにか反論したらいいじゃない?」

土の精霊「またこの2人はイチャイチャしてるヨ〜。」

火の精霊「放っておけよ、土の精霊。コイツらは昔からこんな感じだし。」

水の精霊「ちょ、ちょっと!ワタシがいつ風の精霊とイチャイチャしてるっていうのよ!?…ね、ライラ?」

ライラ「眠りから目覚めさせた時に風の精霊のことを気にかけていたのは、こういう事情があったからなのね〜。」

水の精霊「ライラまでワタシをからかうつもり!?」

ガイウン「お前たち、精霊といつもこんな感じで楽しく話してたのか。」

ガンダラヤック「そうケルよ〜?リーダーも持ち霊が欲しくなってきたケルか?」

雷の精霊「おや…リーダーさんがお持ちになっているその大剣、それはどこで手に入れた剣なのですか?」

ガイウン「ああ、コレか?これは昔、親友だった奴から貰った剣だ。確かこの世で2本しか存在しないとか言ってたっけな。」

雷の精霊「それはなんとも貴重な剣ですね。」
心の中の声雷の精霊 (あの剣と似たモノをワタシはどこかで見たことがある気が…。)

ライシギ「雷の精霊様、次に向かう場所はこの大陸では最後となる氷の精霊が眠る場所となります。」

雷の精霊「そうですね。では、皆さんを氷の精霊が眠る場所の近くまで…」
と話していた途中にある者たちが突如、球体形のワープ空間から現れた

ダークネス「雷の精霊を眠りから覚ますことが出来た様子だな。」

エンドレス「へっ…!少しは強くなったか?」

キング「まずは自己紹介しておくとしよう。私はキング。そして、ダークネスの隣にいるのがエンドレス。お前たちが去った後のレジェンバインドである事件を起こした。」

ロクロ「やっぱり、レジェンバインドの事件はお前たちが関わっていたんだな…!」

キング「この世界を混乱させる為のトリガーを引いただけだ。そしてこれは、まだ始まったばかりにすぎない。」

ガイウン「おい、そこの仮面付けている奴!お前がランサーのリーダーか?」

キング「御名答だ。私がランサー オブ サクリファイスのリーダーだ。」

ターク「お前があのネフティスという奴を率いるリーダーか。」

キング「ただ私はリーダーという立ち位置であっても、誰も率いてはいない。ここにいるダークネスとエンドレスを含めて皆、同じ目標を成し遂げる協力者というだけだ。」

ライラ「その目標って昔の書籍であなた達と同じ名前で出版されていたことをするつもりかしら?」

キング「ほう…その書籍を知る者がいたか。それは我々が行うことと近いようで異なる。」

ナーシャル「では、あなた方が成し遂げたいものとは一体なんですか?」

キング「この世界に真実を捻じ曲げて生きてきた奴らへの復讐と粛清だ。」

ガイウン「ダークネスと会った時と同じことを言うが、それをして変わると思うのか?」

キング「変わるのかではない…変えるのだ!我々が!」

ロクロ「精霊のことを知っているなら歴史も知っているはずだ。それなのになんで、争いで解決しようとする!?」

ダークネス「なにも知らずに生きている人たちは真実を知らないからだ。ある権力者たちによって隠されてきた事実を!」

エンドレス「結局、奴らは自らの地位や名誉を守ることしか考えていない。そして自分より身分の低い奴らには嘘で塗り固められた情報を発信して人々をコントロールしている。」

キング「そいつらにとって都合のいい世界になるということは同時に何かがその踏み台となり、犠牲となっているのだ。その犠牲者となる者以外は知らずに。」

ターク「そして、その犠牲となったのがお前たちランサーということか。」

ダークネス「ロクロ。以前会ったときに俺が言った台詞…『旅をしているといずれ分かる』ということを教えてやる。」

ロクロ「なに…!?」

ダークネス「『ギャザーレールウェイ』その街へ行けば俺たち以上に己の野望と欲にまみれた人間がいる。」

エンドレス「名前はロールフランドって奴だ。その街で有名なヤツだから、住んでいる屋敷はすぐ分かるはずだぜ。」

キング「社会的に地位が高くても、愚かな人間はいつまで経っても愚かな考え方だ。ワタシ…いや俺はその愚かな人間を裁く…ッ!」

ガイウン「力で抑えつけると、いつかまた同じように力で抑えつけられるってことは知ってるはずだ!」

キング「そうなる前に我々が根をすべて断つ。ただ、それだけだ。」

ガイウン「それじゃダメなんだよ!憎みの念は憎みを呼び寄せる。世界は、俺たちが生きている時代だけで終わるわけじゃねえんだ!!」

ロクロ「ガイウン…。」

ライラ「リーダー…。」

ナーシャル「ガイウンさん…。」

ガンダラヤック「師匠の言葉、シビれるケルよ…。」

ターク「やはり俺達のリーダーだけある。」

キング「年月が経った今でもオマエは変わらないのだな…。」
キングは誰にも聞こえない声量でボソッと発した

ダークネス「そろそろアジトへ戻るとしよう。」

エンドレス「最低限のことは伝えたからな。」

キング「サキュラス団よ!精霊を探す旅を続けると必ず見えてくる世界を渦巻く闇を知ることとなるだろう!我々はいつでもお前たちを歓迎する。」
そう言い残し、現れた時と同じく(球体形の)空間へ入って姿を消した

ライラ「相変わらず神出鬼没な奴等ね。」

ターク「そうだな。ただ、最後に発した言葉は少し気になったが。」

ロクロ「ああ。俺達を仲間に引き入れるような感じだったな。」

ガイウン「俺はアイツらにとって邪魔な奴をこの世から抹消するような殺戮さつりくマシーンになる気はねえ。」

ガンダラヤック「そうケル。それにオイラは運命のピチキャワちゃんを探すのも兼ねて旅をしているケル。」

ナーシャル「そうだったんですか?私はてっきり、ご当地ギャグを極めているのかと思ってました。」

ガンダラヤック「確かにオイラはこの団のムードメーカー的存在ではあるケルけど、恋人募集中でもあるケル!」

ロクロ「そうだったのか?」

ターク「ヤックも恋人が欲しい年頃なのだろう。」

ライラ「ヤックの恋人となる人は色々と大変かもしれないわね。」

ガイウン「毎日、寒いギャグを聞かされそうだよな。」

ガンダラヤック「ケツ丸出し野郎だけには言われたくないケルよ。」

ガイウン「お前、まだそのネタ引きずってるのかよ!あれ以降、丸出しになったことねえぞ!」

雷の精霊「先程まで緊迫した空気に包まれていたのが嘘のようですね。」

水の精霊「いつもこんな感じで旅してるのよ。」

火の精霊「大体、ケルっピーとリーダーがふざけているみたいだけどな。」

土の精霊「でもまぁ、こんな感じで旅をした方が楽しいからいいと思うヨ!」

風の精霊「とはいえ、程々にしてほしいものだがな…。」

ガイウン「まっ、この世界を滅茶苦茶にさせることは誰にもさせねえから安心してくれ。」

雷の精霊「その言葉を信じています。」

ロクロ「これからどうする?次は精霊を探しに行くか?それとも、ランサーの奴らが言ってた街に向かうか?」

雷の精霊「氷の精霊が眠る場所は大陸の北側に位置する場所にあり、ギャザリングレールウェイは南側。正反対の方向に進むこととなりますね。」

ターク「二手に分かれて別々に行動するというのはどうだ?」

ライラ「別々に行動しなくても、順番に行けばいいんじゃない?」

ガイウン「いや、タークの案は有りかもしれないぜ。この機会に分かれて行動する術を身に付けておくのもいいかもしれない。」

ナーシャル「メンバー編成はどういたしましょうか?」

ガイウン「俺とナーシャルさんで氷の精霊を探すハネムーン旅行で、他メンバーは街で…。」

ライラ「はい。その案、却下。」

ターク「今回は頼りになるリーダーとナーシャルさんで分けるとしよう。ナーシャルさん、ロクロ、ライラでリーダー、俺、ヤックという編成はどうだ?」

ロクロ「それならバランス的に良さそうな感じだな。」

ライラ「ロクロだとヤックみたいに変なことしないから安心できるわ。」

ガンダラヤック「まるでオイラが不審者みたいな扱いケルね〜。」

ライラ「リーダーと一緒に女湯を覗き見に来てた時のことは忘れていないわよ。」

ガンダラヤック「ハートinドリルを使って想い出ファイルを消去したケルから、その件に関しては身に覚えがないケル。」

ターク「隠蔽いんぺいの総合商社だな。」

ガイウン「仕方ねえ、今回はそのパーティー編成で決まりだ。」
するとガイウンはナーシャルの手を握り

ガイウン「ロクロとライラがご迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いします!」

ナーシャル「は、はい。ガイウンさん達も道中お気をつけて下さいね。」

ターク「合流場所は何処がよさそうだ?」

雷の精霊「北と南の中間地点に位置する街『グランインダストリークロニクル地方』に集まるのはどうでしょうか?交通網が発達している場所であり、ギャザリングレールウェイメロー地方からレクイエムフェザーセイクリッド地方まで行く際には経由地となります。」

ロクロ「やっぱ、ユニバースヴェライアントは広いんだな!」

ガンダラヤック「次から次へと覚えることばかりで頭の中が混乱してくるケルよぉ…。」

ライラ「でも待って。合流場所は決まったけど、ここからトワイライトサンダーどうやって氷の精霊が眠る場所とギャザリングレールウェイの街まで行くの?」

雷の精霊「それに関して心配をする必要はございません。この山脈には岩を4カ所に設置しています。アナタ方が触れた石は西側にあったもので北側はレクイエムフェザー近辺、南側がギャザリングレールウェイ近辺、東側は西側と同じで山の麓にあります。」

ガイウン「いにしえの技術は本当スゲエな!そんな簡単に大陸間を移動できるのかよ!」

雷の精霊「とはいえ、この山脈間だけです。それに今では現代技術も進歩を遂げているので、この装置の存在を知るものはいないと思います。」

ターク「至って普通の岩だからな。変化がない限り気付く者はいないだろう。」

ガンダラヤック「オイラが壊しそうになったのも無理がないケルね!」

土の精霊「ヤックの場合、判っていながらも壊そうとしたからタチが悪いけどネ!」

ライシギ「二度とあのような真似をするではないぞ。」

ガンダラヤック「反省しまぁす!」

ロクロ「してなさそうだな…。」

ガイウン「話もまとまった事だし、3人のメンバー編成でそれぞれの目的を果たしてくるとしようぜ。それで合流場所で集まって情報交換して、バルバント大陸に行く方法を決めたりするか。」

ナーシャル「分かりました。みなさん、だれひとり欠けることなく再会しましょうね!」

ライラ「はい!」

ターク「了解だ。」

雷の精霊「ではまず、ガイウンさん側の方々をレクイエムフェザー近郊へ飛ばします。そしてその後、ワタシを含めて残りのメンバーでギャザリングレールウェイ近郊へと向かいます。ワタシが不在の間、ここの留守番を頼みますね、ライシギ。」

ライシギ「かしこまりました。お気をつけて行ってらっしゃいませ。」

ガイウン「ロクロ、いざとなった時にはお前が2人を助けるぐらいの気持ちでいろよ!」

ロクロ「わかったぜ!ガイウンも綺麗な女性を見つけてもヤックと一緒になって変なことしないようにな!」

ターク「その件は安心してくれていい。ライラが記した『馬鹿2人の対処法』というメモ帳を借りているから大丈夫だ。」

ガンダラヤック「あっ!それは以前、オイラが持っていたメモ帳!」

ライラ「便利だったから、有効活用させてもらっているわ。」

ガンダラヤック「ライラに譲った覚えはないケルよ!」

ライラ「じゃあ、あれに書いてあることをみんなに言いふらしてもいいのかしら〜?」

ガンダラヤック「い、いえ…どぅ、どうぞご自由にお使いくださいませケル…。」

雷の精霊「では、3人をレクイエムフェザーまで移動させます。」
次の瞬間、ガイウン、ターク、ガンダラヤックは姿を消した

ロクロ「じゃあ、次は俺たちの番だな。」

ライラ「…手。」

ロクロ「手?」

ナーシャル「ふふっ♪ ロクロ君、ライラさんの手を握っていてあげて下さい。」

ロクロ「ああ、そういうことか。」
ロクロは右手でライラの左手を握った

水の精霊「あら〜、ライラ大胆に攻めているわね。ワタシたちも手を握っていかない?」

風の精霊「どうやって握るのだ…我々はこの世だと幽霊みたいな感じだぞ。」

水の精霊「想いで作られた手…みたいな感じかしらね。」

雷の精霊「この2人も熱々みたいですね。では、行きます。」

こうして一同は3人編成で分かれ、別行動する事となった。 そしてランサー オブ サクリファイスがレジェンバインドで起こした出来事をキッカケに、三大陸の情勢が少しずつ変化していくのであった…


前回
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地名・用語集
三大陸
バルバント 首都グレンダ

サマライズ 水の都アクアメロディーガーデン(和の文化地区、西洋の文化地区)、ハーヴァキャニオン(ミンティワ自然保護区、ラベンダルズ居住区、立ち入り禁止区域)、モッコンガナイ峠、砂漠の街ビィートランド、グランドロックバレー遺跡、タイラントハーモニー大瀑布

ユニバースヴェライアント
サイレント地方
アビラエナジー、レジェンバインド、スモーク孤島(インフェルノクレーター)、ワイルドプラトー、ワンダーズの村、トワイライトサンダー(クダラド山脈中心部にある山)

クロニクル地方
リディンボルテック、グランインダストリー

セイクリッド地方
ブラベンソ洞窟、レクイエムフェザー、ファーマメント オブ スピリット(クダラド山脈北側にある山)

メロー地方
ギャザリングレールウェイ

三大コンビニ
ルートン(バルバント)
クルミーマート(サマライズ)
アンティーク・イレブン(ユニバースヴェライアント)

PJF(ポリスジャッジメントフィールド)→三大陸警備組織

ルージュルーン→この世界の通貨

ウェポンソーサラー→唱術(シンフォニースペクタクル)の技術を汎用化させた武器(個体差で種類が変わる)

9つの精霊(エレメント)→風、土、水、火、雷、氷、光、闇、?

謎の隕石→今のところ不明

ロクロだけに聞こえる謎の声→精霊たちが生きていた時代に君臨していた大精霊人の声。

パフェオレ→コンビニ限定で発売されている飲料。両手で1本ずつ持つと不思議な唄を歌い始める。

カユミ塩湖→三大陸の何処かにあるはず。

ドコノドナタ→三大陸にあるハンバーガー屋さん。

パパッとPad→この世界で便利な情報端末。

ペンタフォン→コードレス電話機。

ゴッドカード→ムゾアがヤックに渡したカード。ユニバースヴェライアント大陸にあるホテルなら6割ぐらいの確率で使用することが可能で、無料で宿泊することができる。