南塔(ナントゥー)の創作ルーム

4月下旬頃に小説家になろうからアルファポリスに移行。アルファポリスではブログで公開しているのとは違う作品を投稿する予定。役に立つ情報を発信するブログではございませんので、ご了承ください。

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シンフォニーメモリアル7章

『ムゾアがいる別荘へ 新たな大陸を目指す』


主要登場人物

ロクロ(主人公) 男 サキュラス団のメンバー。 元気と運の良さがある。自称ガイウンの右腕。年齢は17歳。

ライラ(ヒロイン) 女 サキュラス団のメンバー。ロクロとは仲が良い…はず。髪色は茶色でミディアムヘア。性格は多少気が強い乙女。 あと金目のモノに目がない。年齢は17歳。

ターク 男 サキュラス団のメンバー。風来坊のような男。真面目な性格で口数も少なく時々、気配が消えている?時もあるが、どんな状況でも冷静な判断、考えを出すことが出来る。年齢は19歳。

ガンダラヤック 男 サキュラス団のメンバー。語尾にケルを付けて喋る団のムードメーカー的存在。尚、性格はお察し。年齢は16歳。

ナーシャル 女 サマライズ大陸のハーヴァキャニオンで自然保護管理員として働く女性。 ロクロ達の新たな仲間として加入。性格はおっとりしており、癒し系の美女。髪は金色でお団子ヘア。 年齢は20歳。

ガイウン 男 サキュラス団のリーダー。普段はメンバーと一緒にふざけたりしているが戦いやメンバーの誰かが困った時には頼りになる存在。年齢は非公開らしい。そして無類の女たらし。

ムゾア・ライマナス 男 ユニバースヴェライアント大陸では有名なライマナス一家の一人息子。年齢は12歳。
爺や 男 ムゾアに仕える執事。

風の精霊(エレメント) 200年前のことを知る精霊。
土の精霊(エレメント) 200年前のことを知る精霊。


-本文-

温泉施設からアクアメロディーガーデン 西洋の文化地区へと移動してきたロクロ達は和の文化地区とは違う街並みを見ながらたたずんでいた

ライラ「アンタ達、本当にこんな立派な建物ばかりが建ち並んでいる所に住んでる人と友達になったの?」

ガンダラヤック「そうケルよ。」

ガイウン「今から会いに行くムゾアってのはヤックより年下なんだぜ?」

ナーシャル「そうなんですか?」

ロクロ「ヤックより年下で別荘持ちとか、どんな奴なのか想像出来ないぜ。」

ターク「少なくとも、ヤックよりかはまともな人だろうな。」

ガンダラヤック「さらっと酷いこと言ってるケルよね!?」

ガイウン「まっ、事実なんだから気にすんなって!」

ライラ「この地図を見てみてると印で示されている場所は、あの宮殿のような白い建物みたいだけど。」

ガンダラヤック「おそらく、あの宮殿にはムゾアを補佐ほさするサーバントウォーリアが12人いるかもしれないケルね。」

ガイウン「ヤック、お前が言いたいことはあれだろ。うしとらたつ…。」

ターク「リーダーガイウン、それは十二支じゅうにしだ。」

ガンダラヤック「とにかくオイラ達はナーシャル女王を護りながら、あの宮殿前の門を突破していくケルよ!」

ナーシャル「え?私を…ですか?」

ガイウン「ナーシャル様の背中はこのガイウンが命懸いのちがけでお守り致しますので、御安心ください!」

ライラ「不安要素ふあんようそしかないわね。」

ガンダラヤック「まずはオイラが先陣せんじんを切るケル!とくと目に焼き付けるがいい!ゆくぞッ!ガンダラッ‼宅急便!!」
そう言ってヤックは一人で白い建物がある方向へと走っていった

~宮殿前にあるゲート~

警備員A「ちょっとキミ!なんの用があってここに来たんだ?」

ガンダラヤック「お勤めご苦労様です!ガンダラッ!宅急便でゅぇっす!ムゾア君ての荷物をお届けに参りました!」

警備員A「ガンダラ宅急便?聞いたことあるか?」

警備員B「いや…ないな。それにキミ、届け物を手に持ってないじゃないか!」

ガンダラヤック「手には持ってなくても、心に響くモノを届けにきたとですッ!!」

警備員B「さっきから訳の分からんことを言う奴だな。」

警備員A「PJFポリスジャッジメントフィールドに通報するか?」
すると少年と御年配ごねんぱいの方が敷地内からゲートへとやってきた

ムゾア「その人は僕の友達だよ。通してあげて。」

警備員A・B「し、失礼致しました!」

ゲートが開く

ヤック「ムゾア、オイラから心に響くお届けものケルよ。」

ムゾア「えっ!?なになに?僕に何かくれるの?」

ガンダラヤック「くらえッ!コモンセンスストレミングの香りゲップ!!」

ムゾア「うわ!クッッサっ!」

御年配の方「これは強烈な香りですな…。」
その光景を少し離れた所で見ていたロクロ達もやってきて

ロクロ「クッサ!」

ターク「またあの飲み物を飲んだのだろうな。」

ガイウン「よくあんなの飲めるぜ…。」

ライラ「…クサッ!罰ゲームの飲み物ですらネタに変えるなんて違う意味で感心するわ。」

ナーシャル「ヤックちゃんは生まれ持った才能があるのかもしれないですね。」

ムゾア「あ!ガイウン!そこにいる人達もガイウンの友達?」

ガイウン「コイツらと女王様は友達じゃなくて仲間だな。」

ムゾア「仲間!?なんか冒険してるみたいで楽しそう!」

ガンダラヤック「チッ、チッ、チッ。オイラ達は冒険ごっこではなく、実際に旅をしているケルよ。」

ムゾア「そうなんだ!ただの変な趣味を持った人じゃなかったんだね!」

ターク「(どうやらあのムゾアという少年、ガイウンとヤックが変人なのも知ってるみたいだ。)」

ライラ「(変人じゃなくて、ただの変態へんたい2人組よ。)」 ロクロ「(だな。)」

ムゾア「じいや、先に行って来客をもてなす準備を頼むよ。」

爺や「かしこまりました。」
そう言った後、爺やと呼ばれている人は先に別荘へ戻っていった

ガイウン「さっきから俺の想像してた以上の事ばかりだぜ。」

ガンダラヤック「警備員に執事しつじ…オイラ達とは住む世界が違うケル。」

ムゾア「そんなこと無いよ。それに今こうして話が出来ているんだから、住む世界の云々うんぬんは気にする必要ないよ。」

ターク「ムゾア君はやはり、まともな人だったな。」

ムゾア「ムゾアでいいですよ。あの、もしよろしければ皆さんの名前を教えて頂けますか?」

ロクロ「俺はロクロだ。よろしくな!」

ライラ「私はライラ。よろしくね!」

ターク「タークだ。よろしく頼む。」

ナーシャル「ナーシャルです。どうかお見知りおきください。」

ガイウン「はぁぁい!よ、よろしくお願い致します!あの…玉砕覚悟ぎょくさいかくごでフレンド申請してもよろしいでしょうか!?」

ライラ「リーダーはナーシャルさんとは初対面じゃないでしょ!そして、馴れ馴れしい!」

ムゾア「皆さん、今後ともよろしくお願い致しま…ムフッ、ムハハッ!ちょっとガイウン、みんなに挨拶してる時に笑わさないでよ!」

ガンダラヤック「まったく…リーダーのする事は理解しづらいケルよ。」

ターク「ヤック、それはお前にも当てはまるぞ。」

ガンダラヤック「ええぇぇ!?なんだってぇぇ!?」

ムゾア「ムハハッ!ヤックは仲間みんなからいじられるポジションなんだね!ここで話すのもなんだし、別荘ゲストルームへ案内するよ。」

ガイウン「サンキュー、ムゾア。では、このガイウンとともに参りましょう!ナーシャルさん!」
ガイウンはナーシャルさんに対して右手を伸ばす

ナーシャル「ムゾア君は今、何歳なんですか?」

ムゾア「僕は今12歳です。」

ライラ「ロクロやヤックと違って本当、しっかりとしてるわね〜。」

ロクロ「おい、ライラ。俺をヤックと一纏ひとまとめにするなよ。」

ガンダラヤック「まあまあ、いいじゃないケルか〜。」

ターク「置いてきぼりにされたな、リーダー。」

ガイウン「男の青春に失敗はつきものだぜ…。」
そうしてロクロ達は別荘ゲストルームへと向かっていき、しばらく歩いていると綺麗な建物が見えてきた

ロクロ「す、すげえ!今までに泊まってきた宿屋なんて比べ物にならねえ!」

ライラ「そうね。和の文化地区で泊まった宿屋でもかなわないわ…。」

ターク「このクラスの宿屋に宿泊するとなると場所にもよるが、最低でも1泊20,000ルージュルーンぐらいはするだろうな。」

ナーシャル「私達そんなクラスのところへ今、来ているんですね。」

ムゾア「ユニバースヴェライアント大陸のとある街には、その値段に0がもう一つ付くホテルもあるよ。」

ガイウン「ヤベェな。話を聞いてるだけでも金銭感覚がズレてくるぜ。」

ガンダラヤック「オイラはそこでヴェライアント ドリームを叶える事が出来そうケルね…。」

土の精霊 (ヤック、そのナントカ ドリームを叶えるのはいいけど、精霊探しの旅はどうするノ?)

ガンダラヤック (と、殿!そ、それはですね…えぇと…。)

ムゾア「おーい、ヤック〜!」

ライラ「ヤックは今、心の中で会話しているから放っておいた方がいいわよ。」

ムゾア「そうなんだ?」

ガイウン「俺ちょっとトイレ行ってくるわ。」

ムゾア「僕がお手洗いがある場所まで案内しようか?」

ガイウン「いや、トイレまでの道のりを教えてくれたら大丈夫だ。」

ムゾア「分かった。あそこの壁に矢印があるでしょ?その矢印が指してる方向へ曲がって少し進めばあるよ。」

ガイウン「了解だ、ムゾア。」
そう言ってガイウンはトイレへと向かった

ロクロ「なんか落ち着いてきたら、お腹が空いてきたなぁ…。」
ロクロのお腹が鳴る

ターク「温泉に入って以降、饅頭ぐらいしか食べていなかったからな。」

ムゾア「そういえば、そろそろ夕食を食べる時間だね。食事をする部屋に案内するから僕についてきてくれるかな?」

ライラ「分かったわ。」

ナーシャル「どんな料理が出てくるんでしょうか。楽しみですね〜♪」

ムゾア「それじゃあ、僕についてきて。」

ガンダラヤック「オイラはリーダーがトイレから帰ってくるのをここで待ってるから先に行ってていいケルよ。」

ムゾア「それじゃあ、また後で会おうね。」
ヤックを除いた仲間達メンバーとムゾアは食事をする部屋へ移動していった

ガンダラヤック「リーダー遅いケルね…。様子を見にトイレへ行くとするケルかな。」
すると突然、建物中に響き渡る声が聞こてくる

ガイウン「なんじゃこりゃあぁぁ!?」
その声を聞いてヤックは急いでガイウンがいるトイレへとけつけた

ガンダラヤック「何かあったケルか!?」

ガイウン「ヤックか!ちょっと中に入ってきてみろよ!」
そう言われて中へ入っていくと、そこはまるで大自然の中にいるような空間になっていた

ガイウン「用を足した後だから良かったけど、さっきまでは床が透明とうめいになっていて高い所にいた感じだったんだぜ?」

ガンダラヤック「高層タワーとかにある下がけて見える透明ガラスの上に乗っている感じケルね。」

ガイウン「ああ、まさにそんな感じだったぜ。」

ガンダラヤック「それより、もうみんな食事をする場所へ行ってるケルよ、リーダー。」

ガイウン「そうか。んじゃ、俺たちもそこへ行くとするか。」
ここではガイウンが驚いた出来事だけで済み、ロクロ達が食事をしている場所へと移動した

ロクロ「ガイウン、ヤック!ここに置いてある料理、どれも美味しい物ばかりだぜ!」

ライラ「私の好きなチーズケーキプリンやバームクーヘンとか、とにかく色々あって選べないわ!」

ナーシャル「料理でしたら、食べたい物があれば作っていただけるみたいですよ。フフッ♪」

ターク「こんな豪華な食事をすることは初めてだ。」

ムゾア「ガイウンとヤックも遠慮せずに食べていいからね。」

ガイウン「分かったぜ、ムゾア!」

ガンダラヤック「この瞬間ときをオイラは待っていたんですッ!!」

ロクロ「ほらヤック、お前の好きな肉まんがあるぞ。」

ガンダラヤック「…その肉まんはからくないケルよね?ぜーったいに辛くないケルよね?」

ライラ「リーダーとアンタが居ない時に食べたけど、普通の肉まんだったわよ。ね、ターク?」

ターク「ああ。ヤックも食べてみるといい。」

ガンダラヤック「オマエらやっぱ最高の仲間フレンズだわッ…ありがフレンズ!いただきまーす‼︎」

パクっ

ガンダラヤック「はぁ…この肉の味わいを口の中で堪能たんのうできるだけでも、しあわ…やっぱり辛いケルよぉぉぉぉ!」

ムゾア「ムハハハハッ!」

ライラ「笑いをこらえていたけど、もう我慢の限界よ。…アハハハ!」

ターク「リアクション芸も上手く出来るようになったな、ヤック。」

ロクロ「単純すぎだろ、ヤック。ハハハ!」

ガイウン「まったくだぜ。」
心の中の声ガイウン (だがしかし、俺はヤックと違って単純なヤツではないぜ!)

ナーシャル「あの〜、ガイウンさん。」

ガイウン「はい、ナーシャルさん!何でしょうか!?」

ナーシャル「このグラタン、食べてみます?」

ガイウン「いただきますっ!!」

ナーシャル「今日は特別サービスとして、私がガイウンさんに食べさせてあげますので…目をつむって待っていて下さいね♪」
この時ガイウンはなにも疑う事なく、内心ウキウキしながら目を瞑った

ナーシャル「熱いので気を付けて下さいね〜。はい、あーん♪」

心の中の声ガイウン (こんな特別サービスを受けることが出来るなんて、最高すぎるだろ、俺ッ!)
ガイウン「どんとこぉい!!」
そう言って口を開け、ナーシャルが手で持っているスプーンの上に乗った食べ物を食べる

パクッ モグモグ…

ガイウン「ナーシャルさんが食べさせてくれるグラタンは美味おいし、美味ひ…ん?なんだか急に…かれえぇぇぇッ!!」

ムゾア「ムハハハッ!作戦成功だね、ライラ!」

ライラ「ええ。…アハハハッ!リーダーはナーシャルさんを疑うことは無いから、簡単に食べさせることが出来たわ♪」

ロクロ「本当、2人とも単純だよな。」

ターク「ああ。」
その後もロクロ達は楽しく食事をしたのであった

~寝室へ向かう廊下ろうか~

ムゾア「ガイウンとヤックと友達になって良かった!食事する時にあんなに楽しめるなんて思わなかったよ。」

ガイウン「だろ?俺たちはエンターテイナーでもあるからな!」

ガンダラヤック「オイラがエンターテイナーの真髄しんずいを歩きながら語っても良いケルよ?」

ムゾア「なにか深い話でも聞かせてくれるの!?」

ライラ「頭の中に記憶してるだけでも無駄な話ばかりだから聞かない方がいいわよ。」

ガンダラヤック「なんと失敬しっけいな!試しにそのウェポンソーサラーでオイラを脳内メイカーで調べてみるケルよ。」

ターク「どれどれ…どうやら名前を入力すると脳内の様子を文字で表示してくれるみたいだ。」

ポチッ

ロクロ「なになに…特に面白みもない愛のまわりを遊が囲んでいる感じだな。」

ガイウン「俺もやってみるぜ。」

ポチッ

ガイウン「2回目のなんじゃこりゃあぁぁ!?」

ガンダラヤック「ええと…遊という文字が大半を占めていて、後は一文字ずつ寂、逃、嘘、それと…犬ぅ!リーダー、犬って笑えるんですけど!?」

ガイウン「俺は犬じゃねー!!お前の方が似合っているだろ!」

ターク「(ナーシャルさん、リーダーにお手と言ってくれますか?)」

ナーシャル「(え、えぇ!?わ、分かりました。)ガイウンさん、お手!」

ガイウン「ワンッ!!」

ピタッ

ガイウン「あっ……。」

ライラ・ターク「リーダー…。」

ムゾア・ロクロ「ガイウン…。」

ナーシャル「ガイウンさん…。」

ガンダラヤック「ぎゃははは!!」

ガイウン「おい、ヤック!お前だけ笑ってんじゃねーよ!」

ガンダラヤック「だってリーダー…ぎゃはははは!!」

ムゾア「流石に笑いすぎだよ、ヤック。」(クスッ

ガイウン「ったく…脳内メイカーでこんな風に笑われるとは思わなかったぜ。」
心の中の声ガイウン (とはいえ、嘘と逃という文字が出てきたことには以外だったぜ。いつかあのことを言う日がくるかもしれねえな…。)

ムゾア「みんな、ここが寝室だよ。今日はここで疲れをいやしてね。」
するとそこは開放感のある大きな窓が付いていて、広大な庭園をながめられることができる寝室であった

ロクロ「俺が想像していた寝室レベルじゃないぜ、此処は。」

ライラ「まるでお姫様にでもなった気分だわ!」

ターク「ここで何もせず外をただ眺め続けるだけ、というのも悪くないな。」

ナーシャル「この庭園は平面幾何学式庭園へいめんきかがくしきていえんですか?」

ムゾア「そうですよ。僕の住んでいるところは、また違った形式の庭園ですけどね。」

ナーシャル「まあ!それは是非ともご覧になりたいです♪」

ガイウン「(おい、ヤック。ナーシャルさんとムゾアが話していること判るか?)」

ガンダラヤック「(庭園に関するってことはなんとなくわかるけど、何のことかさっぱりケルね。)」

ガンダラヤック「ナーシャルさんって、何処かのお嬢様ケルか?」

ナーシャル「私ですか?いたって普通の家庭ですよ、ふふ♪」

ガイウン「こら、ヤック!ナーシャルさんに単刀直入たんとうちょくにゅうな質問してんじゃねえ!」

ガンダラヤック「オイラはライラたちと同じ感覚で話しかけただけケルよー。」

心の中の声ガイウン (俺もその感覚でナーシャルさんと話したいんだよっ!)

ロクロ「今日はもう疲れたし、シャワーでも浴びて寝るとするか。」

ムゾア「この部屋にはバスタブ、シャワーブース付のバスルームがあるから自由に使っていいよ。」

ガンダラヤック「さてと、オイラはバラ風呂にして入るとするケルかね(`・ω・´)キリッ

ライラ「ヤック。私とナーシャルさんが先に入るからバラ風呂の準備、よろしく頼むわね。」

ガンダラヤック「悲しいけどオイラ、パシリなのよね…(´・ω・`)」

ナーシャル「ヤックちゃん、お願いしますね。」

ガイウン「まあ頑張れよ!ヤック。」

ライラ「あっ、言い忘れていたけどリーダーもヤックと一緒に準備してね。よろしく♪」

ターク「ドンマイ、リーダー。」

心の中の声ガイウン (なんで団のリーダーである俺までぇぇ!?)

ムゾア「それじゃ、僕は爺やが居る部屋に戻るね。もし困ったことがあれば、そこにあるペンタフォンコードレス電話機を使って用件を伝えたら誰か来てくれるから。」

ガイウン「今日は色々とありがとな、ムゾア。こんな豪華な所に泊めさせてもらって。」

ムゾア「気にしなくていいよ。だって僕たちは友達、だからね!」

ガンダラヤック「オッチャン、その言葉を聞いて少しウルッときたぞッ!」

ロクロ「お前は一体、誰なんだよ…。」

ムゾア「ムハハッ!それじゃ、また明日!」
そう言ってムゾアはロクロ達がいる部屋から退室《たいしつ》した

ガイウン「さてと…俺たち2人はバラ風呂の準備をしに行くとするか。」

ガンダラヤック「そうケルね。」
2人は若干、面倒くさそうな感じでバスルームへ向かっていった

ロクロ「てか、明日からの予定はどうする?次は何処へ行けばいいのか分からねー。」

ナーシャル「おさが言っていた順番的にいくと、次は火の精霊エレメントになりますね。そして各大陸に3体ずつということは風、土、水と精霊が眠っていたサマライズ大陸今いる大陸以外になりますね。」

ターク「たしか火は消える事無き場所、だったか。」

ライラ「ええ。」

ロクロ「なんか火が燃え続けているイメージがするな。」

ターク「もしかすると俺たちがいた大陸ではなく、新たな大陸ユニバースヴェライアントの方へ行くことになるかもしれないな。」

ライラ「私たちいつグレンダに戻ること出来るのかしらねぇ…。」

ロクロ「まぁ、精霊探しの旅していたら帰れる機会はあると思うけど。」

ターク「俺たちがいた大陸にも3体の精霊が眠っているらしいからな。」

ナーシャル「新たな大陸へ行くのも楽しみですが、皆さんが住んでいたところへ行ける時を楽しみにしていますね。」

ライラ「あ、あまり期待しないで下さいね、ナーシャルさん。」

ロクロ「(正直言って、窃盗団せっとうだんのアジトみたいだからなあ…俺たちが住んでいた処。)」

ターク「(グレンダは海に面していない街だが、職業『海賊』でなんとか乗り切れるはずだ。)」

ロクロ「(いや、何とかならねーよ!?)」

ガンダラヤック「バラ風呂に入る準備ができたケルよ〜。」

ライラ「分かったわ。ナーシャルさん、一緒に入りましょう。」

ナーシャル「はい♪」

ガイウン「ナーシャルさん、もしよろしければガイウン犬も連れて入ることも可能ですよ!」

ライラ「(リーダーにお座りと言って下さい。)」

ナーシャル「ガイウンさん、そこでお座りしていて下さいね。」

ガイウン「ワンッ!」

ガンダラヤック「ギャハハハハ!!」

ライラ「ヤック、後片付けもよろしく頼むわね♪」

ガンダラヤック「ハハ…エェェェッ!?」
先に入ったライラとナーシャルさんを除くメンバー達は順番にお風呂へ入り、ヤックとガイウンは後片付けをした。
その後、少しみんなで会話した後に就寝。そして早朝にロクロだけが目を覚ます。

ロクロ (そういえば俺だけに聞こえた声や不思議な夢も見なくなったな…。)

風の精霊エレメント (オマエはいつ、ワタシたち精霊の存在を知ったのだ?)

ロクロ (そっちから話しかけてくるなんてめずらしいな。精霊を探すキッカケになったのは、バルバントにいるときに謎の隕石のカケラがあった研究所へ忍び込んだときに俺だけに語りかけてくる声が聞こえてきたんだよ。)

風の精霊 (その時、なんと言っていたのか覚えているか?)

ロクロ (あ、ああ。この世界はもうすぐ秩序バランスが崩れる。三大陸に眠る精霊エレメントを呼び覚まし力を借りて、ヤツらを封印するんだ。とか言っていた気がするぜ。)

風の精霊 (…なるほどな。もしかしたらヤツがオマエに願いをたくしたということか。)

ロクロ (ヤツ?あの声の主を知っているのか!?)

風の精霊 (確証かくしょうは無いが、オマエと出会った時にヤツと似た雰囲気ふんいきを感じた。)

ロクロ (何か知っていることがあるなら、勿体もったいぶらずに俺に教えてくれよッ!)

風の精霊 (ワタシの口から直接言わなくても、旅を続けていくうちに判ってくるはずだろう…。)

ロクロ (ちぇっ、なんだよそれ。もういいや。朝まで少し時間あるから寝ようっと。)

ひとりごと風の精霊 (やはりあの時、マデューラを完全に封印することが出来なかったか…もしくは、その封印を誰かが解いたという可能性があるな。)
朝を迎えてロクロ達が身支度を整えているとムゾアがやってきた

ムゾア「おはよう、みんな。朝食の準備が出来たよ。」

ガイウン「ヤック、昨日の夕食の時みたいに辛いもの食べさせられないように先に行って食べるぞ!」

ガンダラヤック「イエッサー!!」

2人はえたけもののような目つきで食事をする部屋へと向かっていった

ライラ「あの2人、野生化した動物みたいだったわね。」

ターク「そのうち四足歩行になるかもしれないな。」

ムゾア「自然界に戻る日も近いかもだね。…って、ならないよ!」

ナーシャル「ムゾア君もすっかり馴染なじんできていますね♪」

ロクロ「だな。」
心の中の声ロクロ (いずれ判る日がくるって風の精霊は言ってたけど、どういうことなんだ…?)
ロクロ達は朝食を済ませた後、広いロビーでくつろぎながらムゾアに火の精霊に関することをたずねていた

ロクロ「なあ、ムゾア。ユニバースヴェライアントに火が燃え続けているような場所って何処かにあるか?」

ムゾア「んー…ボクも各地を巡っているけど知らないね。爺や、そんな場所ある?」

爺や「おそらく、あの場所かと思われます。」

ライラ「やっぱり存在するのね。」

ターク「そうみたいだな。」

爺や「ここから水の都その場所へ向かうとなると、港からサイレント地方ユニバースヴェライアント大陸にある港町『アビラエナジー』行きの船に乗り、その港町から北方面に海岸線を沿って進んでいくと機械都市『レジェンバインド』という街があるので、そこへ辿たどり着いたら後は街の案内所でスモーク孤島にあるインフェルノクレーターの行き先を聞けば教えてくれるかと思います。」

ガンダラヤック「アビラエナジーからレジェンバインドに行き、そこからスモークグレネード孤島へ…覚えておくことが沢山あって頭の中が混乱するケルよ!」

ガイウン「ヤック、スモークグレネードじゃなくてスモーク孤島だ。まっ、とにかくインフィニティバインドっていう街を目指して行けばいいってことだろ!」

ターク「2人とも微妙に間違えているな。」

ムゾア「僕もみんなと一緒に旅をしたいなあ…。」

ガイウン「俺たちの旅は魔物と戦ったりするから危ないぜ。」

ガンダラヤック「爺やさんと一緒にいた方がいいケルよ。」

ナーシャル「ごめんなさいね、ムゾア君。本当は私達もムゾア君と一緒に旅をしたいけれど、いざ戦いとなった際に自分の身を守ることだけでも精一杯な状況になるかもしれないんです。」

ムゾア「…分かった。僕はガイウン達と旅をするのは諦めるよ。」

ガイウン「わかってくれて助かるぜ、ムゾア。」

ムゾア「でも一緒に旅をすることは出来ないけど、最後に僕からみんなへ快適な船旅になるように豪華客船を手配させてもらうね!爺や、今日港から出港する船にガイウン達が乗れるようにしてくれる?」

爺や「かしこまりました、ムゾア様。」
ロビーに設置してあるペンタフォンで爺やはロクロ達が乗る船の手配をする

ガンダラヤック「相変わらずスケールが違いすぎるケルね…。」

ライラ「私たちが旅をする中で節約生活してきたのは一体、何だったのかって感じだわ。」

ロクロ「節約しながら旅をしてきたからこそ、今こうしてムゾアに出会えたんじゃねえかな。」

ターク「ロクロが言うことも一理いちりあるかもしれないな。」

爺や「ムゾア様、ガイウン様たちを含めた8名の予約を済ませました。出港する時間は12時頃のようです。」

ムゾア「今現在の時刻からだと後、3時間ちょっとかな。ありがとう、爺や。」

ガイウン「…ん?俺たちメンバー全員で6人だよな?」

ガンダラヤック「確かに…人数が合わないケルね〜。」

ムゾア「僕と爺やもユニバースヴェライアントへ行くからだよ。というより、本社と実家があるリディンボルテックへ戻るって言った方が分かりやすいかな。」

爺や「皆様が今回お乗りになる船は貸し切りとなっておりますので、ご安心くださいませ。」

ロクロ「豪華客船をか、貸し切り…。」

ナーシャル「私たち以外の人はいないみたいですね。あちらに着くまで、どう過ごしたらいいのか悩みますね♪」

ライラ「宝クジにでも当たった気分だわ…。」

ターク「俺は海をながめながらボーッとしているとするか。」

ガンダラヤック「ピチキャワちゃん達が居ないのは残念ケルけど、オイラは甲板の上で世界中に響かせる歌をうたうとケルするかね…。」

ガイウン「俺はナーシャルさんと一緒に夜空を見上げて…ぐふっ、ぐふふふ。」

ムゾア「ガイウン、妄想もうそうし過ぎて変顔になってるよ。」

爺や「では、わたくしはお先に船へ乗船していますので、皆様は出港する少し前までにムゾア様とともにいらして下さい。」

ライラ「分かりました。遅れないように気をつけます。」
爺やは先に港へ向かった

ロクロ「ここ別荘はムゾアと爺やさんが居なくなっても、大丈夫なのか?」

ムゾア「いつあっちリディンボルテックへ戻っても大丈夫なようにしてあるから心配する必要は無いよ。」

ターク「維持管理をしてくれる人がいるということだな。」

ムゾア「そういうこと。出港するまでまだ時間があるし、是非見てもらいたい場所があるんだ。」

ガイウン「いいぜ、そこへ連れていってくれよ。」

ムゾア「それじゃあ、今から行こう!」
一同は別荘から少し歩いたところにある西洋の文化地区のビーチへと向かった

ガイウン「ム、ムゾア!?俺たちに楽園パラダイスを見せてくれる為に此処へ連れてきたのか!?」

ガンダラヤック「2日続けて楽園を拝めることになるとは…!!」

ムゾア「僕が見せたいのはそっちじゃなくて、アレだよ!」

ロクロ「海の上に建物が浮かんでいるぜ!」

ライラ「初めて見るわ!」

ナーシャル「透き通る海に浮かぶ建物…素敵ですね。」

ターク「おや?いつもならリーダーがナーシャルさんに対して『いえいえ、そういう貴女様も素敵ですよ。』と言ってくるはずなのにな。」

ライラ「あの変態で野生化一歩手前の2人組は、ビーチにいる可愛い子や綺麗な人たちに夢中になってるわよ。」

ムゾア「ハハハ…まあ、あの2人だから仕方ないよ。」

ガイウン「水の都、最高だぜぇぇ‼︎」

ガンダラヤック「オイラが求めていた癒しは、これケルよぉー!!」

ロクロ「あの2人、水の都が気に入ってるようだし、放っておくとするか。」

ライラ「そうね。戦力が減ることに惜しい気持ちが0.8%程あるけど、私たちで何とかしていきましょう!」

ガイウン「こらこら、勝手に優秀な俺たち2人をメンバーから離脱させてんじゃねー!」

ターク「リーダー、優秀というのはネタ要員としてか?」

ガイウン「ま…まあ、それも含めてだ。俺が居ないと楽しい旅じゃなくなるだろ?」

ガンダラヤック「さあ、それはどうだか。」

ガイウン「ヤック、お前はどうみても俺を擁護ようごする側だろが!」

ガンダラヤック「つい本音が出てしまったケルよ!」

ロクロ「やっぱりガイウンとヤックの2人が揃ったら何かと手間がかかるな。」

ムゾア「ロクロ達も大変だね。」

ロクロ「付き合いが長いから、もう慣れてるぜ。」

ガイウン「よーし!それじゃあ、港へ向かうとするか!」

ムゾア「ガイウン、ここから港まで行き方は知っているの?」

ガイウン「…分かんね。」

ロクロ・ライラ・ターク・ガンダラヤック「ダメだこりゃ…。」
その後、ムゾアについていき予定通りに港へ到着することが出来た

水の都アクアメロディーガーデン編 第4部終了
次回からは船での移動の際に起こる出来事と新大陸ユニバースヴェライアントに関することを書いていきます。


続き
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前回
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地名・用語集
三大陸
バルバント 首都グレンダ

サマライズ 水の都アクアメロディーガーデン(和の文化地区、西洋の文化地区)、ハーヴァキャニオン(ミンティワ自然保護区、ラベンダルズ居住区、立ち入り禁止区域)、モッコンガナイ峠、砂漠の街ビィートランド、グランドロックバレー遺跡、タイラントハーモニー大瀑布

ユニバースヴェライアント サイレント地方 アビラエナジー、レジェンバインド
リディンボルテック

三大コンビニ
ルートン(バルバント)
クルミーマート(サマライズ)
アンティーク・イレブン(ユニバースヴェライアント)

PJF(ポリスジャッジメントフィールド)→三大陸警備組織

ルージュルーン→この世界の通貨

ウェポンソーサラー→唱術(シンフォニースペクタクル)の技術を汎用化させた武器(個体差で種類が変わる)

9つの精霊(エレメント)→風、土、水、火、雷、氷、光、闇、?

謎の隕石→今のところ不明

ロクロだけに聞こえる謎の声→今のところ不明

パフェオレ→コンビニ限定で発売されている飲料。両手で1本ずつ持つと不思議な唄を歌い始める。

カユミ塩湖→三大陸の何処かにあるはず。

ドコノドナタ→三大陸にあるハンバーガー屋さん。

パパッとPad→この世界で便利な情報端末。

ペンタフォン→コードレス電話機。